「有権者の関心は高まっている」と申しますが…
http://newsflash.nifty.com/news/tp/tp__yomiuri_20050904it16.htm
各新聞(リンクは読売新聞)で、一斉に総選挙に関する世論調査が朝刊にて発表された。
おおむね数字は似たようなもので、各紙は「選挙への関心が高まっている」と
書いている。
しかし、私観ではあるが毎度毎度「関心が高まっている」と書いていると思われる。
まあ、そう書いておけば
「そうか、世の中では選挙への関心が高まっているのか。だったら私も行かなければ」
と思わせることも出来るかもしれない。
しかし、ここ10年投票率は右肩下がり。
「今回は争点もはっきりしているから投票率は上がるはず」
と言っているメディアも少なくないが、私は悲観的だ。
理由は、まずマスコミが「自民有利」と報道しているからである。
これを見れば自民党支持者は「だったら大丈夫だ」と思うだろうし、
他の党を支持する人は「じゃあ、私が1票入れても無駄だな」と考えることだろう。
現に、今までがそうだったのだから。
特に若い人たちは金(年金のこと)すら払わないのだ。
ノーペナルティである「投票の義務」など「めんどくさいや」の一言で不参加。
先に行われた「東京都議会議員選挙」では、タレントを使って
投票参加をアピールしたにもかかわらず投票率は過去2番目の低水準。
(http://www.tokyo-np.co.jp/05togi/news/news05070401.html 参照)
私は、若い人たちにとっては投票したからといって変わる実感が湧かないから
行かないのではないかと思っている。
確かにそれは一面において正しいと私は考える。
国政を動かしているのが永田町ではなく霞ヶ関であることは、
一面において事実である。
しかし、民衆が投票に行かないからこそ、
民衆は永田町や霞ヶ関に舐められてしまうのだと私は考える。
確かに1票の力は何十万分の一、何百万分の一かもしれない。
しかし、「千里の行も足下より始まる」(老子 第64章より)である。
候補の選択は消去法でも何でもかまわないと思う。
まず、その1票を投ずることより変化は始まるのかもしれないのだから。
« 「新・中央競馬予想戦記」 9/4分 | トップページ | ホリエモ~ン、選挙に現を抜かしてる場合ではない、かもよ・・・ »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 「野党に人なし」かも・・・(2005.09.14)
- 自民党が勝ちすぎたのではない、勝たせすぎたのだ(2005.09.13)
- 「自衛隊」→「国際救助隊」ってどうよ(2005.09.08)
- 「有権者の関心は高まっている」と申しますが…(2005.09.05)
« 「新・中央競馬予想戦記」 9/4分 | トップページ | ホリエモ~ン、選挙に現を抜かしてる場合ではない、かもよ・・・ »


コメント