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「自民党憲法草案」を考える-(1)

<1>前文

「ヒトラーと小泉」の方はあとはまとめを残すのみといった感じ。

そこで、しばらくは小泉イズムを考えていく上で参考になると思われる

「自民党憲法草案」について考察を進めていくことにする。

第1回は、やはり憲法全体のエッセンスが詰まった前文から。

なお、憲法草案全文については自民党のHP(下がリンク)を参照のこと。

http://www.jimin.jp/jimin/shin_kenpou/shiryou/

新憲法制定の宣言、そして継承する理念がまず書かれる。

この辺はまあ読み飛ばしても良かろう。

第3段落からいよいよ自民党の考え方が明らかとなっていく。

まず、「日本国民は、帰属する国や社会を愛情と責任感と気概を持って

自ら支え守る責務を共有」すると書いている。

この辺は、近年よく言われる「愛国心」の強調であろう。

そしてそのために必要なのは「愛情」と「責任感」と「気概」らしい。

また、ずいぶんとあいまいなものに期待したものである。

響きとしてまともなのは「責任感」ぐらいなものだろう。

この3つが結局何を示すのか、全く雲をつかむような話である。

そして、「自由かつ公正で活力ある社会の発展」を図るんだって。

「自由」なのはまあ認めよう。

しかし、同じ党が「人権擁護法案」やらを準備していることを忘れてはいけないだろう。

「不公正」で「活力の無い」社会を作ってきたのは、他ならぬ自民党ではなかろうか。

数多くの贈収賄や汚職事件を起こし、

特定の権益を保護して活力を奪い続けてきたのはいったいどこの党であったことか。

また、「国民福祉の充実を図り、教育の振興と文化の創造」重視するとしている。

確実に投票に来る老人票を獲得するために「福祉」を充実させてきたことは認めるが、

投票権の無い子供のことを軽視し続け、

あまつさえ「ゆとり教育」で愚民化政策を採った党がよく言うものである。

「文化振興」にも少なくとも今まであまりご熱心だったとは言えまい。

各地の伝統工芸等において後継者の育成を怠り、消えゆこうとする伝統は少なくない。

「地方自治の発展」に関してはこれからのことと言っておきたい。

それは、小泉が「小さな政府」志向であるからである。

残り1年を切った小泉が、このことにどのくらい尽力するかで

この憲法草案が絵空事であるかそうでないかが、

うっすらとでも見えてくるのではなかろうか。

第4段落は、平和主義について集団防衛権に含みを持たせている。

詳細については第9条で述べられることであろう。

第5段落では環境対策に力を入れると書いている。

「持たざる国」日本としては妥当な発言ともいえるが、

何せ石油から水からなんでも輸入に頼っている国である。

自国の環境を守るためなら他国のことはどうでも良い、

というような考えに陥りかかっているきらいもあるので、

まずは「己を省みよ」といったところだろうか。

はっきり言えば、「前文」だけでも突っ込みどころ満載で、

今まで自分たちがやってきたことをすっかり忘れてしまったのかと言いたい。

未来志向もけっこうだが、まず自分たちが正すべき点を洗い出すべきだと思うのだが…。

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