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「自民党憲法草案」を考える-(5)

<5>国民の権利と義務-③

今回も第3章。まずは29条の財産権から。

ここでは知的財産権に言及している。

日本は「持たざる国」であるから、人は貴重な財産であると言えよう。

しかし、青色発光ダイオードのときにあった騒動を見てもわかるように、

特に戦後日本は、悪しき平等主義によって、多くの発明やアイデアが

一人の功績ではなく会社全体を潤すために使われることが多かった。

また、アジアの中で奇跡的な復興を果たした日本は、

東南アジア諸国に安い労働力を求めていった。

そのときに、日本の持つ高い技術を惜しげもなくアジア諸国へとばら撒いていった。

その結果日本は、産業の空洞化を招きいまだに抜本的な解決法を

見出していないように思える。

確かに、あの戦争における負い目が少なからずあったのかもしれないが、

工業に留まらず、あらゆる産業政策をいい加減に行ってきたために、

日本の産業は激しく消耗し、いまやその負債を背負わさせられている有様である。

そういう意味で、知的財産権の保護に乗り出すというのは、やや遅きに失した感はある。

しかし、日本はいまやアニメの一大輸出国であり、

「ものづくり」の精神を持ち続けている企業も少なくない。

この条文が、憲法に盛り込まれることによって、

ふたたび「技術立国」の道を歩みだすことができれば、

日本も本当に意味で「一流国」たりうるかもしれない。

しかし、そのためには教育制度や企業マインドの変革も必要となってくるだろう。

こういった、省庁横断的な政策を今の日本の官僚機構で取れるかと言われれば、

私としては、はなはだ疑問であると言わざるを得ない。

「自民党憲法草案」を考える-(4)

  1. <4>国民の権利と義務-②

前回に続いて第3章について考えていく。まずは20条から。

第3項ではどうやら靖国問題を考慮してか、

現憲法では「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」

と規定しているのに対し、

「草案」では「社会的儀礼又は習俗的行為」を超えない範囲であれば、

これらの活動を認めるとしている。

しかし、知っての通り日本と言う国は世界的にも稀有な無宗教国家である。

いったい誰が「社会的儀礼」や「習俗的儀礼」を規定するのだろうか?

それに関する裁判が起こるたびに、

裁判官が逐次判断するだけで事足れりとするのだろうか?

それとも、宗教の専門家がどこからともなく現れて線引きしてくれるのだろうか?

極端な話、この条文を盾に「首相が靖国に参拝することはこの範囲から逸脱する」

と決められた場合、小泉首相はどうするのだろうか?

しかし日本の、特に神道という宗教(そう呼ぶべきかどうかも疑問なのだが)は、

これといった教典も無いし、参拝様式もわりといい加減だったする。

同様に、先ほどのような線引きが果たして可能なのかといわれれば、

私としてははなはだ疑問であると思われるのだが・・・。

また、新設の第21条の2であるが、これは国家の説明責任に言及している。

しかし、小泉首相は自分で出来もしないことを

よくもこういけしゃあしゃあと書けるものである。

やはり、一国の首相ともあろう者はこのぐらい厚顔無恥でなければ

務まらないと言うことなのだろうか・・・。

「草案」では、生存権の強化がなされている。

まずは、新設の第25条の2。これは国の環境保全の責務を規定している。

これは、出来れば今すぐにでも盛り込んで欲しい条文である。

日本にはこれといった資源が無い。

しかい、そうであるがゆえにいまや「もったいない」と言う日本語が

世界に向けて発信され、また省エネに関する技術も世界随一であろう。

現在、世界的な原油高であり、しかもそう遠からん将来それも枯渇すると言われている。

そういう時代において、省エネは環境保護や資源保持において

重要なキーワードになっていくことは必至である。

その意味で、この条文は充分世界に通用するものであると私は思う。

続いて、これまた新設の第25条の3。

これは、近年の犯罪被害者保護の観点を最高法規によって規定しようとするもので、

「犯罪被害者は、その尊厳にふさわしい処遇を受ける権利」があるとしている。

これは、刑法第39条(心神喪失及び心神耗弱)にも関係してくるのだろうが、

近年、未成年者の犯罪が多発し、

それによって一般には名を明かされない犯罪者が増えている。

また、犯罪者は裁判が起こされるたびに「精神鑑定」を行われたりと、

やたらと犯罪者を保護しようとする動きが目立っているように思われる。

一方で被害者はと言うと、マスコミの度重なる取材にさらされ、

人権を蹂躙されているように思われるケースも少なくない。

そういったことを防ぐために、最高法規によってこれを保護する動きがあるというのは

いい傾向であるように思える。

こういった視点を野党も持ち得ないと、

巨大与党となった自民党と対等に戦えないのではないだろうか。

「新・中央競馬予想戦記」 11/27

都合により、11/26分の成績は来週まとめて報告いたします。
ご了承ください。

東京07R セレブレイション賞(3上1000万下 D短)
  ◎ ⑬スターボイジャー
  ○ ⑧ゲイリーリボルバー
  ▲ ⑮チョウカイロイヤル

東京08R ウェルカムS(3上1600万下 D短)
  ◎ ⑩ヒカルウィッシュ
  ○ ⑤メテオバースト
  ▲ ④シールビーバック

東京09R キャピタルS(3上OP 芝短)
  ◎ ⑫オレハマッテルゼ  鞍上にも期待
  ○ ⑧フォーカルポイント  時計上位
  ▲ ⑩マイネルモルゲン  芝に戻って

東京10R ジャパンカップ(3上GⅠ 芝長)
  ◎ ⑧ゼンノロブロイ
  ○ ⑫[外]バゴ
  ▲ ⑭[外]アルカセット
 本命は、このレース初の連覇を狙う⑧。
 しかし、今までも何頭もの馬が挑戦してきて失敗してきている連覇。
 連軸としては堅いが、勝つところまではどうか…。
 対抗は、去年の凱旋門賞馬⑫。
 時計の出ない欧州の馬場において、2分25秒0は破格とも言えるだろう。
 今回日本の速い馬場にも充分対応できると見る。
 3番手は、スゴ腕デットーリが駆る⑭。
 馬はともかく、鞍上は昨日も不発であったため、ココは取りに来そう。

東京11R アプローズ賞(3上1000万下 芝短)
  ◎ ⑩ムーンシャイン
  ○ ⑨オルフェーオ
  ▲ ②ピサノデュエル

京都09R あけび賞(2歳500万下 芝短)
  ◎ ⑨アマノトレンディー
  ○ ③メイショウゲンジ
  ▲ ⑧マルカアイチャン

京都10R 貴船S(3上1600万下 D短)
  ◎ ②ゲイリースノーマン
  ○ ⑮ジョーマリコ
  ▲ ⑯メイショウセブン

京都11R アンドロメダS(3上OP 芝短)
  ◎ ⑫エイシンヘーベ  前走評価して
  ○ ⑬マルカキセキ   惜しい競馬続く
  ▲ ②リミットレスビッド 1つ叩いて

「新・中央競馬予想戦記」 11/26

11/19の結果
 1勝(
東京スポーツ杯2歳S) 2敗

 3分(深秋特別、相模湖特別、八瀬特別)
  回収率 158.6%
11/20の結果
 3勝(神奈川新聞杯、奥多摩S、霜月S) 3敗
 1分(古都S)
  回収率  97.1%
  通算回収率 67.0%
 ここのところ好調な状態が続く。
 土曜日は重賞で稼ぎ、日曜日は東京で稼げた。
 複勝2点買いが功を奏しているのが嬉しい。

 いよいよ通算回収率70%も間近。

東京09R ベゴニア賞(2歳500万下 芝短)
  ◎ ⑩ブラックバースピン
  ○ ③カイシュウタキオン
  ▲ ⑦リネンアピール

東京10R シャングリラ賞(3上1000万下 D短)
  ◎ ②ケイアイカールトン
  ○ ⑥ウインジェネシス
  ▲ ⑦ドラマチックテナー

東京11R ジャパンカップダート(3上GⅠ D中)
  ◎ ⑤タイムパラドックス
  ○ ③サンライズバッカス
  ▲ ⑩カネヒキリ
 本命は、今年も交流GⅠ2勝している⑤の連覇に期待。
 2000、2100mの時計も良く、能力通り走れる力は充分ある。
 対抗は、前走⑩を破った⑤を抜擢。
 母父の血が出てくれば、この距離は充分守備範囲内に入ることだろう。
 3番手は、前走⑤に敗れ、ダート戦で始めて他馬に遅れをとった⑩。
 今回は、スタートからダート馬場で競走ができるので改めて期待か。

東京12R オリエンタル賞(3上1000万下 芝中)
  ◎ ①イントゥザグルーヴ
  ○ ⑦ゲットマイウェイ
  ▲ ②コンドルクエスト

京都08R 京都2歳S(2歳OP 芝中)
  ◎ ⑥マルカシェンク
  ○ ②アペリティフ
  ▲ ⑤アグネスヨシゲン

京都10R 鞍馬特別(3上1000万下 芝短)
  ◎ ⑦マイケルバローズ
  ○ ⑭ボストンゴールド
  ▲ ⑪ダービーゾーン

京都11R 京阪杯(3上GⅢ 芝中)
  ◎ ⑦エリモハリアー
  ○ ②アサカディフィート
  ▲ ⑥グレイトジャーニー
 本命は、2戦に1度っぽいがやはり前走を素直に評価して⑦に。
 1800m(3-4-1-7)と相性はいい。
 対抗は、OP戦とはいえ前走久しぶりに勝った②。
 これと言って走る傾向の分かりずらいこの馬だが、
 器用なところがあるのでここもうまく対応して欲しいところだ。
 3番手は、京都で全3勝中2勝を挙げている⑥。
 1800mは、成績を見る限りどうやらギリギリのようではあるが、持ち時計は悪くない。

「自民党憲法草案」を考える-(3)

<3>国民の権利と義務-①

前回、恐らく最大の問題となるであろう第9条について触れてきたわけだが、

今回触れる第3章もずいぶんと恐ろしいことになってるようですよ。

まぁ、しょせん草案は草案なわけですから言わせておけばいいのですが、

憲法を自分で作ったことの無い日本国民としては、

これを機会に少し考えてみると言うのも良いのではないかと思うわけであります。

10条は、日本国民の要件を法律で決めると言う条文。

ここは変えていないというか、むしろ変えて欲しいと思う方もおられるかもしれない。

なにせ、日本国民たる要件を憲法で決めていないのだ。

これは、硬質憲法である日本国憲法としては仕方ないところもあるかもしれないが、

逆に言えば日本国民たる要件をいかようにも変えられるのだ。

つまり、法律が変わったら明日から日本国民たる要件を満たさなくなってしまう

可能性があると言うことである。

できることならば、憲法で日本国民というものをきちんと確定してくれた方が、

日本国民の一人としては安心できるのだが…。

11条は特にいじっていないのでこれは問題なかろう。

そして12、13条では、それぞれ「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」と書き換えている。

とくに、「公益」の部分がちょっと引っかかる。

「公益」とは何か。考え様によっては「政府の利益」と取ることもできる。

そう考えると、政府の利益に反するような自由は享受できない(12条)ことになる。

これは、極論すれば政府は国民の自由権をいかようにも制限できると言うことである。

国民が憲法の保障する自由と権利を濫用してはいけない(12条)のと同じように、

政府や議会もまたその力を濫用してはいけないと思うのだが、どうだろうか・・・。

14条~19条までは言い換えや若干の追加のみで特に問題は無い。

ここで憲法草案では19条の2を追加して個人情報に触れている。

これはいいことであると思う。何なら今すぐにでも加えて欲しい。

しかし、しつこく言うように日本国憲法は硬質憲法である。

そうであるがゆえに、条文一つを変えるだけでこれだけ揉めているわけである。

前回も書いたが、「日本国憲法」は世界の現状に必ずしも合致したものではない。

見直すべき時期に来ていることに来ているのも確かである。

しかし、同時に日本人は何でも伝統にしたがる。

改憲イコール第9条と言うわけでもないのに、

改憲と言うだけで拒否反応を示す者も少なくない。

このように考慮に値する案件も少なからず存在するわけで、

社民党などはただただ護憲にしがみつくのではなく、

もっと積極的に発信していくべきなのではないかと私は思うのである。

「自民党憲法草案」を考える-(2)

<2>戦争放棄を放棄する、か…。

第1章の「天皇」に関しては特に触れるところではあるまい。

天皇制に関してはもっと他のところで問題になっているわけだし、

憲法では天皇の地位を規定しているに過ぎない。

と言うわけで、今回はおそらく大問題になるであろう第2章「戦争の放棄」である。

憲法の各章にはこのように表題が付けられているわけだが、

憲法草案では唯一この第2章のみ表題から変えている。

草案の表題は「安全保障」である。

これは、とりもなおさず戦争放棄の放棄と言えるものであり、

それは条文にも現れている。

9条1項は9条として元のまま残しながら、

9条2項を破棄し9条の2と別条に立てている。

9条の2第1項では総理大臣を「自衛軍」の最高指揮権者と規定している。

第2項では、「自衛軍」の活動には法律による規定と国会の承認を要すると規定した。

そして第3項では第1項の規定による任務

(日本の平和と独立並びに国及び国民の安全の保護)

以外に、「法律の定めるところにより国際社会の平和と安全を確保するために

国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、

または国民の生命もしくは自由を守るための活動を行うことが出来る」と規定した。

第1項の「自衛軍」と言う名称にも嫌悪感を抱く方もおられるかもしれないが、

こんなものは第3項に比べればかわいいものである。

第3項では集団的自衛権に踏み込んだわけであり、

これに関しても法律で定めるとしている。

つまり、集団的自衛権の範囲に最高法規たる憲法の縛りが

かからないと言うことを示しているわけである。

よく言われることだが、今まで憲法の縛りがあったために

日本は解釈によってようやく細々と外国に派兵していたと言われている。

それが、いよいよ憲法の縛りがなくなるわけであり、

おそらく韓国、中国などは大きな恐怖を覚えることであろう。

しかし、現状の自衛隊の実力は充分すぎるほど「軍」と呼ぶに相応しいものであり、

すでに韓国、中国に充分脅威を与えているとも考えられる。

いまさらどう取り繕ってもその事実は揺るがし難い。

つまり、実情に憲法を合わせた結果であるともいえるわけで、

今までのように解釈でこそこそやるよりも堂々としているともいえる。

私としては、「日本国憲法」≒「ワイマール憲法」と考えており、

理想としては大変けっこうなことではあるが、

それが現実乖離しすぎてしまってはしょせん理想は絵空事でしかありえない。

ワイマール共和国は現実の変化に対応し切れなかったために、

いやあまりにも人の心が変わらなかったがゆえに

ヒトラーのような怪物を招来してしまったのかも知れない。

そして、日本人の心も本当はそれほどあの戦争の頃と

変わっていないのではないだろうか。

日本人は過去をリセットするのが得意だ。

徳川幕府も、明治維新も、そして戦後もそうやって人々は先に進んできた。

しかし、歴史と言うものが紡がれる限り

完全に人の記憶をリセットすることは不可能である。

韓国や中国の在り方を見ればわかるであろう。

人間は「反省」はするが「学習」の出来ない動物なのかもしれない。

日本はあの戦争の加害者として、そして核の犠牲者として、

他国には無い発信できるものを持っているはずであると思う。

しかし、この新9条からそのエッセンスを感じることは、私は出来ない。

「自民党憲法草案」を考える-(1)

<1>前文

「ヒトラーと小泉」の方はあとはまとめを残すのみといった感じ。

そこで、しばらくは小泉イズムを考えていく上で参考になると思われる

「自民党憲法草案」について考察を進めていくことにする。

第1回は、やはり憲法全体のエッセンスが詰まった前文から。

なお、憲法草案全文については自民党のHP(下がリンク)を参照のこと。

http://www.jimin.jp/jimin/shin_kenpou/shiryou/

新憲法制定の宣言、そして継承する理念がまず書かれる。

この辺はまあ読み飛ばしても良かろう。

第3段落からいよいよ自民党の考え方が明らかとなっていく。

まず、「日本国民は、帰属する国や社会を愛情と責任感と気概を持って

自ら支え守る責務を共有」すると書いている。

この辺は、近年よく言われる「愛国心」の強調であろう。

そしてそのために必要なのは「愛情」と「責任感」と「気概」らしい。

また、ずいぶんとあいまいなものに期待したものである。

響きとしてまともなのは「責任感」ぐらいなものだろう。

この3つが結局何を示すのか、全く雲をつかむような話である。

そして、「自由かつ公正で活力ある社会の発展」を図るんだって。

「自由」なのはまあ認めよう。

しかし、同じ党が「人権擁護法案」やらを準備していることを忘れてはいけないだろう。

「不公正」で「活力の無い」社会を作ってきたのは、他ならぬ自民党ではなかろうか。

数多くの贈収賄や汚職事件を起こし、

特定の権益を保護して活力を奪い続けてきたのはいったいどこの党であったことか。

また、「国民福祉の充実を図り、教育の振興と文化の創造」重視するとしている。

確実に投票に来る老人票を獲得するために「福祉」を充実させてきたことは認めるが、

投票権の無い子供のことを軽視し続け、

あまつさえ「ゆとり教育」で愚民化政策を採った党がよく言うものである。

「文化振興」にも少なくとも今まであまりご熱心だったとは言えまい。

各地の伝統工芸等において後継者の育成を怠り、消えゆこうとする伝統は少なくない。

「地方自治の発展」に関してはこれからのことと言っておきたい。

それは、小泉が「小さな政府」志向であるからである。

残り1年を切った小泉が、このことにどのくらい尽力するかで

この憲法草案が絵空事であるかそうでないかが、

うっすらとでも見えてくるのではなかろうか。

第4段落は、平和主義について集団防衛権に含みを持たせている。

詳細については第9条で述べられることであろう。

第5段落では環境対策に力を入れると書いている。

「持たざる国」日本としては妥当な発言ともいえるが、

何せ石油から水からなんでも輸入に頼っている国である。

自国の環境を守るためなら他国のことはどうでも良い、

というような考えに陥りかかっているきらいもあるので、

まずは「己を省みよ」といったところだろうか。

はっきり言えば、「前文」だけでも突っ込みどころ満載で、

今まで自分たちがやってきたことをすっかり忘れてしまったのかと言いたい。

未来志向もけっこうだが、まず自分たちが正すべき点を洗い出すべきだと思うのだが…。

「新・中央競馬予想戦記」 11/20

都合により、11/19分の成績は来週まとめて報告いたします。
ご了承ください。

東京09R 神奈川新聞杯(3上1000万下 芝中)
  ◎ ③ルーベンスメモリー
  ○ ⑦ロールタイド
  ▲ ⑤サンデーストリーム

東京10R 奥多摩S(3上1600万下 芝短)
  ◎ ①ヴリル
  ○ ③スパイン
  ▲ ⑩シンボリロッキー

東京11R 霜月S(3上OP D短)
  ◎ ③ミリオンベル    前走内容重視
  ○ ⑦トウショウギア   東京は向く
  ▲ ⑭サンライズキング この距離なら

京都09R 東山特別(3上1000万下 芝短)
  ◎ ⑮インマイアイズ
  ○ ⑤マッハジュウクン
  ▲ ①マヤノグレイシー

京都10R 古都S(3上1600万下 芝中)
  ◎ ⑨スウィフトカレント
  ○ ③サザンツイスター
  ▲ ⑪バイロイト

京都11R マイルチャンピオンシップ(3上GⅠ 芝短)
  ◎ ⑭デュランダル
  ○ ①ラインクラフト
  ▲ ⑯キネティクス
 本命は、名剣⑭。前走も休み明けながら見事な切れ味で存在をアピールした。
 今のメンバーでも充分能力が足りることを証明した。3連覇も充分。
 対抗は、得意の距離に戻った①。
 やはり、2000mは長かったか。ここは逆転も充分と見る。
 3番手には、いまだ重賞未勝利も相手なりに走れそうな⑯を抜擢。
 叩き3戦目で、惜しい競馬も続いているのでここも上位に食い込む可能性はあるとみる。

京都12R 與杼特別(3上1000万下 D短)
  ◎ ⑦サクラグッドラック
  ○ ⑫ルックミーナウ
  ▲ ⑥タマモドン

「新・中央競馬予想戦記」 11/19

11/12の結果
 5勝(晩秋特別、ノベンバーS、京都ハイジャンプ、宝ヶ池特別、
 檜原湖特別) 1敗

 4分(花背特別、清水S、新・白河市制施行記念、小野川湖特別)
  回収率 105.9%

11/13の結果
 3勝(ドンカスターS、エリザベス女王杯、高湯温泉特別) 3敗
 4分(TVK賞、黄菊賞、円山特別、五色沼特別)
  回収率 115.2%
  通算回収率 65.9%
 複勝2点に変えたとたん、土日ともに回収率100%UP。
 GⅠでの大きなプラスが貢献。

 この調子で、なんとか通算回収率70%まで
 希望を捨てずにがんばっていきたいと思います。

東京09R 深秋特別(3上1000万下 D短)
  ◎ ⑩アルドラゴン
  ○ ⑦マイネルトイフェル
  ▲ ⑬ミッキーシャーマン

東京10R 相模湖特別(3上1000万下 芝短)
  ◎ ⑧シンボリエスケープ
  ○ ⑨ゴールドクラウン
  ▲ ⑦サンドクリーク

東京11R 東京スポーツ杯2歳S(2歳GⅢ 芝中)
  ◎ ②フサイチリシャール
  ○ ⑥メイショウサムソン
  ▲ ①オンファイア
 本命は、良血でこの距離に実績のある②。
 坂も問題なく、左回りさえこなせばここも実力上位だろう。
 対抗は、OPで実績のある⑥。
 距離実績もあり、時計も持ち時計もトップで逆転も充分。
 3番手は、東京1800mに実績のある①。
 今回は、鞍上強化で挑んでおり、時計を伸ばしてくれば充分上位進出は可能だ。

京都09R もちの木賞(2歳500万下 D短)
  ◎ ①アドマイヤスバル
  ○ ④ワンダールビアノ
  ▲ ⑦アグネストラベル

京都10R 八瀬特別(3上1000万下 芝長)
  ◎ ⑰アドマイヤモナーク
  ○ ⑨マヤノリバティ
  ▲ ⑬ストラタジェム

京都11R トパーズS(3上OP D中)
  ◎ ⑨ウェルバランス   連勝の勢いで
  ○ ⑬ハギノベルテンポ  1つ叩いて
  ▲ ⑮オーガストバイオ  京都は向く

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(30)

<29>選挙と民衆

ヒトラー内閣成立~全権委任法の件については、

以前の内容と重複するのでここでは触れないこととする。

今回は、あれほど危険な思想を振りまき続けてきたヒトラーを、

なぜ民衆は支持してしまったのかについて。

まず、1933年当時の状況である。

議会では、長らく少数与党による混乱状況が続いていたため、

第1党たるナチスによる議会運営によって議会が安定化することに期待したのであろう。

裏を返せば、民衆は比例代表制選挙に対して否定的なのであろう。

いかに票の平等が確立されるとしても、

やはり民衆は顔の見えない候補に票を入れるのには抵抗があるのであろう。

これは、日本でも見られる傾向であろう。

特に、タイゾーの当選以来「比例代表で選ばれた議員は格下だ」

みたいな論調が選挙後に強まった。

日本の特殊な選挙制度では特に比例代表が敗者復活戦みたいな

制度になってしまっているので、この傾向は強いのであろう。

では、なぜワイマール共和国はかたくなに選挙制度を変えようとしなかったのか?

それは、まず革命を起こしたのが社会民主党ら社会主義者であったからであろう。

彼らは、本質としてはともかく民衆に対しては平等であることを訴え続けていた。

比例代表制はそれを具現する上で絶好だったのであろう。

また、社会主義者は新たなカリスマの出現を危惧していたのかもしれない。

例えば、「鉄血宰相」と呼ばれたビスマルクがこの時代に現れていたならば、

社会主義者には出る幕が無かったかもしれない。

しかし、社会主義者の掲げる民主主義は、

皮肉にも比例代表制のせいであまりにも迂遠な政治体系となってしまい、

それが民衆を失望させ、

残された可能性の中から最もアピールの強いナチスを

民衆に選ばせる結果になってしまったのではなかろうか。

これは、日本も同じことではなかろうか。

汚職にまみれた旧来の政治家に嫌気のさした国民が選んだのは、

何度も総裁選に挑戦し、効果的(と思われる)フレーズを連発する

汚職にまみれていない(単にばれていないだけなのかもしれないが)

小泉に期待をかけたのかもしれない。

彼によって、少なくとも旧来の政党政治(正確には政党内政党政治というべきか)は

ほぼ完全に崩壊した。

しかし、ヒトラーも小泉も声高に民族主義、国家主義を唱える。

その行き着く先は、いったい何処なのだろうか・・・。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(29)

<28>国民国家を否定する国民と、それに乗るナチス

前回も書いたように、民衆は既に政党政治に対して失望していた。

彼らにとっては、ちっとも自分たちの生活が良くならないのに、

ただいたずらに選択を迫ってくる政府を無能と感じていたのかもしれない。

それに対してヒトラーは、後々まで主張し続ける「民族共同体」構想の中で、

ナチスが社会的、宗教的、地域的対立を国民の意思のもとに排除すると宣言していた。

また、ヒトラーは国家国民党や中央党の活動もまたナチスに協力いているのだと宣伝した。

しかし、ナチスの支持がそれによってそれほど伸びることは無かった。

ヒトラーの野心が見え透いていたからである。

彼は政党政治を否定しながら、ナチス内閣による全権掌握を志向していたからである。

一方でヒンデンブルクは、まだヒトラーを内閣に引き込もうと考えていた。

そうでなくては、国会運営に支障をきたすからである。

しかし、政府は共産党の攻撃を受けることになる。

共産党は、シュライヒャー内閣を「ファシスト内閣」であると非難し、

内閣不信任案上程にも賛成した。

しかし、彼らにはヴィジョンが欠けていた。

その面においてナチスよりも一歩劣っており、それゆえに後に敗北するのである。

政府は懸命に国民の支持を繋ぎとめようとし、労働者政策に注力した。

しかし、それは資本家階級の乖離を招いていた。

パーペン前首相は、1933年初頭にヒトラーと独断で極秘会見を持った。

そこでパーペンは、軽率にももはやシュライヒャー内閣は国民ばかりではなく、

大統領からの支持も受けていないと口を滑らせてヒトラーの入閣を促した。

もちろんシュライヒャーはパーペンを非難したが、

パーペンが言ったようにもはやシュライヒャーは孤立状態にあった。

パーペンは、ヒンデンブルクに対して独断で動いたことに関しては謝罪したろうが、

それでもヒトラーを首相に迎えることはヒンデンブルクの意向に合致すると考えて、

ヒンデンブルクにヒトラー内閣の達成を勧めた。

そして、シュライヒャーもついにこの苦境に耐えかねた。

彼もまた、以前はヒトラーを一時は支持していたわけであるし、

議会運営のためにはナチスの「数の力」は必要不可欠であることを

充分すぎるほど理解していた。

そしてヒンデンブルクもまた、そういった側近たちの進めについには屈服した。

1933年1月28日のシュライヒャー内閣総辞職を受けて大統領は、

ヒトラーに組閣と議会多数派工作を命じ、

1月30日には中央党との連立内閣を組閣、

ヒトラーはついにワイマール共和国のナンバー2にまで上り詰めた。

「全権委任法」成立まで、あと2ヶ月を切っていた。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(28)

<27>国会中心主義の陥穽

まずは、1932年11月の国民議会議員選挙の結果から。

比較対象は、同年7月の結果です。

社会民主党     133→121

中央党         70→ 70

民主党         4→  2

国家人民党      37→ 52

ドイツ人民党      7→ 11

共産党        89→100

バイエルン人民党  22→ 20

ナチス        230→196

この選挙は、まず投票率が低かった。

年に2度の選挙ということもあり、もはや国民もうんざりしていた。

ナチスは、支持基盤が大きく揺らいだことなどもあって

第1党を維持したものの30議席以上も減らしてしまう。

また、穏健社会主義政党の社会民主党から、

急進社会主義の共産党へ票が移った。

現政権への失望は極に達していたといってもいい。

もはや、今まで通りの連立政権では多数派の確保は不可能であり、

議会運営の観点からナチス、中央党、共産党のいずれかを

政権に引き込まざるを得ない状況であった。

しかし、パーペン首相はそのいずれも拒否したため、

ヒンデンブルク大統領は側近のシュライヒャーを介してパーペンに因果を含めて

首相を変えようと考えた。

目標は、もちろん前選挙後にも候補に上がっていたヒトラーであった。

しかし、ヒトラーは条件をつけた。

以前もこの中で書いた「全権委任法」に大統領も同意するように通告したのだ。

ヒトラーは、政権の弱みに付け込んで全権の掌握を目指したのだ。

ヒンデンブルクも、さすがにそこまでの権限をヒトラーに与えるわけにはいなかった。

その後、中央党にも連立政権参加を呼びかけたがそれにも失敗し、

パーペンを再び首相の座に据えるわけにもいかず、八方塞がりになった。

やむなくヒンデンブルクは、側近よりシュライヒャーを首相に選んで

新内閣を組閣させざるをえなかった。

少数与党の議席がさらに先細るなか、

国民の失望は極右のナチスと極左の共産党、保守派の中央党という、

強力な野党3党に期待をかけていた。

この時点で、ワイマール共和国は有名無実となっていたのかもしれない。

おそらく、ナチスが止めを刺すまでも無く、

「ドイツ社会主義人民共和国」とか、中央党首班による新生「ドイツ共和国」が

ワイマール体勢の屍を越えて生まれていたのだろうから・・・。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(27)

<26>権力とは争奪されるもの…

選挙の結果を受けて、ヒトラーらナチスの主要メンバーを入閣させるべきか否かについて、

大統領とその側近たちは協議を重ねた。

結果、ヒトラーを副首相とし、他の幹部も何人か入閣させようと考えた。

8月13日、ヒトラーらナチス首脳と、パーペン首相ら側近の会談が行われた。

しかし、ヒトラーが欲したのは首相の地位であって副首相ではなかった。

パーペンらが構想したナチスをコントロールしようとする意図は、見事に打ち砕かれた。

ヒトラーはこの会見のすぐ後に、ヒンデンブルク大統領とも会談を行ったが、

ヒンデンブルクからもパーペン以上の回答を得ることは出来なかった。

このとき、突撃隊(SA)も親衛隊(SS)も直接行動を起こそうとしていたが、

党首脳はひとまずそれを推しとどめた。

しかし、ヒトラーもこの仕打ちには怒りを覚えていた。

会談の9日後、共産党員殺害のナチスSA隊員5人に死刑判決が下った。

それに対してヒトラーは、判決を不服として政府に対して大々的な攻撃を行った。

恫喝に屈したのか、9月1日には彼らの刑は、終身刑に減刑された。

しかし、支持者は失望していた。

これほどの大勝利を得たにも拘らず、内閣に誰一人送り込むことが出来なかったことで、

ナチスは権力にこれ以上接近できないのではないかという懸念が広がったからである。

党員を辞める者や、党への資金供与の停止など、

その失望はダイレクトに党運営を苦しめた。

しかし、政府には敵が多かった。

ナチスはもちろんのこと、中央党もまたパーペンを敵視していた。

中央党は、パーペンによって政権中枢から排除されていたのである。

しかも、パーペンはヒトラー同様の独裁主義者であり全体主義者であった

(もっとも、当時ヒトラーは猫をかぶっていたわけだが)。

ナチスは、6月から中断していた中央党との連合交渉の再開に成功した。

そして、その連合交渉に成功し、2党はひとまず共同歩調をとることになる。

8月30日から、2党の共同歩調によって国会における主導権は握られた。

国民議会議長には、ナチスのゲーリング(後の国家元帥)が就任し、

第2党である社会民主党は、書記局にすら代表を送れなかったほどに

見事に排除されてしまった。

そして9月12日、なんとそれは共産党の方から起こされた。

共産党は、内閣不信任の動議を起こした。

これは、ナチスにとって回避すべき事態であった。

ナチスは、先に述べたとおり支持基盤が揺らいでいたこの時期に選挙するのは、

今ある議席を失いかねないという懸念を抱いていたからであった。

しかし、ヒトラーは既にゲッペルスに命じて選挙活動を開始しており、

非常に強気でこの動議に挑んだ。

ヒトラーは党議拘束をかけてこの不信任案に賛成する方へ動いた。

不信任案は可決され、再び国会は解散された。

これにより、この年2度目の総選挙は決定的となった。

「新・中央競馬予想戦記」 11/13

都合により、11/13分の成績は来週まとめて報告いたします。
ご了承ください。

東京09R 赤松賞(2歳500万下 芝短)
  ◎ ⑩ドリームパラソル
  ○ ①ユノブラッキー
  ▲ ⑦ハネダテンシ

東京10R tvk賞(3上1000万下 芝短)
  ◎ ⑧ラストモア
  ○ ③ムーンシャイン
  ▲ ⑩ガッテンワン

東京11R オーロC(3上OP 芝短)
  ◎ ⑰シンボリグラン 1つ叩いて
  ○ ①ニシノシタン   OPなら
  ▲ ⑨フジサイレンス 1400mなら

京都09R 黄菊賞(2歳500万下 芝中)
  ◎ ⑦アドマイヤメイン
  ○ ③ダークメッセージ
  ▲ ①ムーヴスター

京都10R ドンカスターC(3上1000万下 芝中)
  ◎ ⑫シンメイセレニティ
  ○ ⑭サムライハート
  ▲ ⑪ニシノデュー

京都11R エリザベス女王杯(3上GⅠ 芝中)
  ◎ ⑪エアメサイア
  ○ ⑧スイープトウショウ
  ▲ ①オースミハルカ
 本命は、この秋2連勝中の⑪。距離もオークス2着の実績があるので問題ないだろう。
 対抗は、今年は牡馬相手にGⅠを勝った⑧。
 前走も不向きなスローペースの中で直線だけで追い込んでの5着。価値はある。
 3番手は、いつも通りにやれば⑭なのだが、1年以上走っていないのはやはりマイナス。
 というわけで、去年2着の①を推す。休み明けを1つ叩いて上がり目じゃあると見る。

京都12R 円山特別(3上1000万下 D短)
  ◎ ②スリーアベニュー
  ○ ⑩アグネスボゾン
  ▲ ③ビッグシャーク

福島10R 高湯温泉特別(3上500万下 芝中)
  ◎ ⑪リキッドノーツ
  ○ ①シンボリプレオ
  ▲ ⑬ゲットマイウェイ

福島11R 福島記念(3上GⅢ 芝中)
  ◎ ⑤グラスボンバー
  ○ ①マイネソーサリス
  ▲ ⑪エルノヴァ
 本命は、OPに上がって重賞で惜しい競争が続く⑤。
 トップハンデの一角だが、斤量自体は慣れた重さなので問題はないだろう。
 対抗は、休み明けを1つ叩いた①。
 斤量に恵まれたので、ここは1発チャンスだろう。
 3番手は、こちらも惜しいレースの続く⑪。
 騎手の格はメンバーの中では上位なのでプライドを見せて欲しいところだ。

福島12R 五色沼特別(3上500万下 芝短)
  ◎ ④セイシュンジダイ
  ○ ⑩ボストンゴールド
  ▲ ⑦ミスズブライト

「新・中央競馬予想戦記」 11/12

日曜日の結果
 2勝(ユートピアS、フルーツラインC) 1分(霊山特別) 6敗

 回収率    27.3%
 通算回収率 64.7%
 あいもかわらぬ不調ぶり。    
 本命がなかなか当らないのがいけないですね。
 今週からは複勝2点買いでリスクヘッジしていこうかと思います。

東京09R 晩秋特別(3上1000万下 芝長)
  ◎ ⑬モエレエルコンドル
  ○ ③メジロニコラス
  ▲ ②トウカイエール

東京10R ノベンバーS(3上1600万下 芝中)
  ◎ ⑩ソーユアフロスト
  ○ ⑫マチカネキララ
  ▲ ②テイエムテンライ

東京11R 京王杯2歳S(2歳GⅡ 芝短)
  ◎ ⑩トーヨーエーピー
  ○ ④デンシャミチ
  ▲ ⑧コイウタ
 難解な2歳戦だが、今年はわりと少頭数なのでやや当てやすいかも。
 本命は、2戦2勝でOPも勝っている⑩。距離の経験も一応はある。
 対抗は、前走⑩の2着だった④。
 このクラスでも既に2戦こなしており、3着2着と来ている。
 距離的には短い方が良さそうで、ここは逆転機か。
 3番手は、2連勝中でOPを勝っている⑧。
 距離延長さえこなせば、充分争覇圏内だろう。

京都09R 京都ハイジャンプ(3上JGⅡ 障害)
  ◎ ⑧アズマビヨンド
  ○ ⑦オースミダイヤ
  ▲ ②テイエムドラゴン
 本命は、唯一の重賞ウイナーの⑧で決まり。地脚も悪くなさそうだ。
 対抗は、ここ2戦ほど重賞で相手が厳しかったが、今回は少頭数で再び期待の⑦。
 3番手は、前走京都の障害戦で勝利を収めた②。
 昇級初戦という点に不安は残るが、相手なりに走れそうなところに期待したい。

京都10R 花背特別(3上1000万下 D中)
  ◎ ⑫ユウキアヴァンセ
  ○ ⑨スカーレットベル
  ▲ ⑩メイショウホウオウ

京都11R 清水S(3上1600万下 芝短)
  ◎ ②インセンティブガイ
  ○ ⑮ホッコーパドゥシャ
  ▲ ④ビッグコング

京都12R 宝ヶ池特別(3上1000万下 芝短)
  ◎ ⑮シュペリユール
  ○ ⑫タケショウレジーナ
  ▲ ①スプリングダボス

福島10R 檜原湖特別(3上500万下 芝中)
  ◎ ④ロフティーエイム
  ○ ⑫マーベラスカクテル
  ▲ ⑭エイシンハッピー

福島11R 新・白河市制施行記念(3上1000万下 芝短)
  ◎ ①アンテリオール
  ○ ⑬ダイワアーバイン
  ▲ ⑥ジャズファンク

福島12R 小野川湖特別(3上500万下 D短)
  ◎ ⑧フィールザビュウ
  ○ ⑩エイシンボーダン
  ▲ ⑫フリーダムガール

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(26)

<25>ナチス、国民議会の第1党に

前回も書いたように、ナチスはもはや政府にとっての脅威であった。

突撃隊(SA)と親衛隊(SS)の禁止を解除されて、ナチスの武闘派である彼らは、

すっかりテロリストと化した。

国民議会議員選挙前、最後の10日間で彼らと警察ら自衛組織との衝突によって

プロイセン地方だけで死者24名、負傷者284名を出した。

特に彼らの矛先は共産党と社会民主党に向けられた。

理由は単純で、ナチスの支持層が資本家であったからである。

SAやSSは、とにかく彼らに繋がるあらゆるものを攻撃の対象とした。

新聞社、労組、集会所など彼らの集まるところを徹底的に攻撃した。

おかげで、彼らいわゆる左派の選挙活動は著しく制限されることとなる。

そんな中で、1932年7月31日に選挙は行われた。

以下はその結果であり、比較対象はナチスが第2党になった1930年9月のものである。

社会民主党    143→133

中央党        68→ 75

民主党        20→ 4

国家人民党     41→ 37

ドイツ人民党    30→ 7

共産党        77→ 89

バイエルン人民党 19→ 22

ナチス党      107→230

諸派             2

ナチスは、議席を倍増させる大勝利であった。

逆に議席を激減させた中道諸会派の凋落ぶりは悲惨そのものである。

中央党は踏みとどまったものの、

民主党やドイツ人民党は議席を1桁にまで打ち減らし、

かつて政権に参加していた政党とは思えない凋落振りである。

それでも、ナチスはこの結果に不満であった。

おそらくナチスは、過半数を取りに行ったのだろうと思う。

しかし、ここで彼らにとって選挙制度はマイナスに働いたのではなかろうか。

比例代表制は、小政党が生き残りやすいシステムであり、

逆に大政党が大きく議席を増やしずらいシステムである。

この結果は、ナチスにとっては不満であっただろうが、

それでも政府や他の政党にとっては大きな脅威であることに替わりは無かった。

思えば、先の総選挙がドイツ式に全議席比例代表制で行われていたならば、

その得票率から考えて自民党と民主党の議席数はもっと拮抗していたのかもしれない。

 自民党=3252万(小選挙区)+2589万(比例区)=5841万(票)

 民主党=2480万(小選挙区)+2104万(比例区)=4584万(票)

この計算式では、有権者の重複があるので単純に比較は出来ないが、

少なくとも、自民党:民主党=296:113という

圧倒的な差にならないことぐらいはわかっていただけるだろう。

とはいえ、そういった政治的背景を持つがゆえにヒトラーは、

過激な手段をとらざるを得なかったのではなかろうかと考えることが出来るわけである。

もし、現代日本にヒトラーは自民党総裁として顕われたならば、

ヒトラーはいかに動くことであろうか・・・。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(25)

<24>ナチス、負けてなお強し

ヒトラーは、大統領選挙に敗北した。

しかし、議会における強勢が揺らぐことは無い。

よって、政府としてはその活動を牽制する必要がある。

選挙の結果が出て間もない1932年4月13日、政府から緊急令が発せられる。

その内容とは、「突撃隊(SA)及び親衛隊(SS)の即時禁止」であった。

彼らの跳梁は、他の政党にとって脅威以外の何者でもなかった。

彼らはナチスの私兵であり、他党の選挙活動の防止や、

果てはテロリストにさえなるからである。

ヒトラーもこれには従った。「ミュンヘン一揆」以来、

過激すぎる抵抗を避ける傾向にあったから当然のことといえる。

とはいえ、発令した時期が悪かった。

一部新聞では「これは社会民主党が大統領再選に協力してくれた見返りである」

と書きたてたし、ヒンデンブルク自身もそれに危機感を抱いていた。

さらに悪いことに、それ以降各州の選挙においてナチスが次々と勝利していくのである。

国民感情は、間違いなくナチスに傾いていた。

5月30日、大統領との決裂が決定的となり、そして民衆の心を得られないことを悟った

ブリューニング内閣は総辞職。

6月1日にはパーペン率いる新内閣が組閣された。

この内閣は全ての党派から白眼視されていた。

唯一ナチスだけが裏取引をしていたために攻撃を控えていた。

その裏取引とは、SA及びSSの禁止解除と国会解散の確約であった。

事実、組閣の翌日6月2日、国会は解散され、その約束は早々と達成されることとなる。

(SA及びSSの禁止解除も、6月14日に行われる)

国民議会議員選挙には、当然のことながらSA及びSSが再び跳梁することとなるのだが、

それらはまた次回に。いよいよ次回はナチスが議会第1党へと上り詰める話を。

P.S.

 前回までの資料は、以前も使いました「ワイマル共和国史」(ペリカン社)の

 第3巻、及び第4巻を使いました。

 今回からは、「ヴァイマール共和国史」(水声社)を用いております。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(24)

<23>選挙戦

ヒトラーは、実際選挙戦に強かった。

ヒトラーの支持者は、主にドイツの重工業界、しかもその経営者側であった。

彼らにとって、社会主義を標榜する社会民主党や

それと馴れ合う現政府に対して強い嫌悪感があり、

ナチスがドイツにおけるマルクス主義の根絶を公約といていたため、

彼らはこぞってナチスを支持していた。

おかげでヒトラー陣営は彼らから潤沢な資金を得ることに成功し、

有利に選挙戦を進めていった。

一方のヒンデンブルク陣営は、資金集めに苦慮していた。

しかし、ブリューニング首相の献身的な活躍によって、

政治を知る者たちの間でヒンデンブルクの指示は徐々に広がっていった。

彼にとっては、自分の地位を守るための戦いであったのかもしれないが・・・。

それでも、選挙は1度で決まらなかった。

ほんの僅かではあるが得票数が足りず1度で決めることが出来なかったのだ。

 (大統領選挙投票1回目)

  ヒンデンブルク  1860万票(総得票数の50%に僅か0.4%分足りず)

  ヒトラー       1140万票

  テールマン     約500万票 (共産党擁立候補)

  デュスターベルク 約255万票(右派擁立候補)

そこで、2回目の投票が行われることとなったが、

そこには右派が推すデュスターベルクの名は無く、

右派もまたヒトラー当選阻止のためにヒンデンブルク支持に回った。

これによって大勢は決した。

 (大統領選挙投票2回目)

  ヒンデンブルク  1939万票

  ヒトラー       1341万票

  デュスターベルク 約400万票

しかし、ヒンデンブルク陣営は素直に喜ぶことは出来なかった。

今回の結果によって、現政権に対する不満分子の受け皿として、

ヒトラーが、ナチス党が着実に成長していることを示したからである。

それゆえにヒンデンブルクは、後日ヒトラーを首相にしようとするのである。

側近くに置いて、自分のコントロールできる状態にしようと考えたのであろう。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(23)

<22>ヒトラー、大統領選に立候補す

ナチスが第2党になったことで、

内外ともこの勢力を無視できなくなったという話をこれまでしてきた。

ヒンデンブルク大統領は、1931年に初めてヒトラーと会見したし、

政府は国防相の口からナチス党員の国防軍入隊を認めた。

これには、軍部がもともと社会民主党を嫌っていたせいであり、

今までこういう動きが表に出なかったのはひとえに、

社会民主党に対抗しうる議会内勢力が現れなかったからである。

議会運営の上では、社会民主党の数の力を無視することはできず、

それゆえ仕方なく彼らと組んでいた面がある。

そこに、軍部にとって都合の良い思想を持った対抗馬が現れたわけである。

しかし、ヒトラーは人の風下に立つような男ではなかった。

1932年、ヒンデンブルク大統領の任期満了に伴う大統領選が行われる。

既に84歳になっていたヒンデンブルクは、本来なら引退するべきであったし、

実際彼も選挙にその身を任せようと考えていた。

しかし、ブリューニングら周辺の者の考えは違っていた。

ヒトラーが立候補すると想定して、彼に対抗しうる力を持つヒンデンブルクの後継者は、

少なくともヒンデンブルクの周辺には存在しなかった。

つまり、彼らとしては老齢のヒンデンブルクに全てを託すしかなかったのだ。

まずブリューニングは、憲法を改正して大統領の任期を延長しようとした。

しかし、そのためには国民議会において2/3以上の賛成を得ないといけない。

それには第2党のナチスと国家人民党の賛成を取り付けなければならなかった。

しかし、もちろんそれに失敗した。

ナチスにいたっては、この気に乗じて政府批判をさらに強めて

来るべき決戦に向けて着々と刃を研いでいるように思われた。

しかし、実際にはヒトラー自身今回立候補しても勝てないであろうと予想していた。

彼を協力に推したのはゲッペルスであった。

ゲッペルスは、支持者を大いに煽動してヒトラーを候補に祭り上げた。

そのことにヒトラーも悪い気はせず、彼もついに臍を固めた。

一方で、ヒトラー台頭に危機感を抱くベルリン市長の呼びかけによって、

超党派の委員会が結成され、委員会はヒンデンブルク擁立に動いた。

ヒンデンブルクもそれを受け入れざるを得なかった。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(22)

<21>ナチスと、軍部が紡ぐ闇

1930年10月に召集された国民議会で、

ブリューニング首相率いる内閣は新しい財政計画を発表した。

その財政再建案は、前ミュラー内閣が倒れるきっかけとなったものよりも

さらに厳しいものだった。

ブリューニングは、国民議会で大演説をぶって議会に賛同を求めた。

議会の討論は白熱し、内閣は第一党の社会民主党を味方につけることに成功し、

この財政再建案は賛成多数を持って可決。

さらに12月には、この再建案を実行に移すため大統領の署名を得て緊急令を発布。

ブリューニングは、議会における主導権を握っていた。

対してナチスは、ブリューニング内閣を追い落とし自ら政権を握らんと欲して、

さまざまな策を弄したが少なくとも議会内においては不調であった。

しかしナチスは、ゲッペルスの天才的、あるいは悪魔的な宣伝力を発揮して

各地の集会において大成功を収めていた。

例えば、、ドイツ軍の1兵卒の視点から第1次大戦を描いたアメリカ映画

「西部戦線異状なし」がベルリンで上映されるときに、その辣腕はすさまじいものであった。

ナチスは、この原作が発表されたときから攻撃の対象としていたが、

その頃はその原作がベストセラーということもあって効果はなかった。

しかし、映画化されてベルリンで公開されるにあたってゲッペルスはこれを好機と見た。

彼はナチス党員を集めて観客に脅しをかけ、

悪臭ガスを映画館内にばら撒き、座席の下にネズミを放った。

観客は、ナチスの嫌がらせを恐れてこの映画を見ないようになり、

さらにはその描写が著しく不快であると判断されてしまったために、

ついには上映禁止処分をけることとなる。

世論は内閣がゲッペルスに敗北したと感じたし、

元軍人である現大統領ヒンデンブルクもこの結果に満足したという。

ナチスら右翼と、軍部は少しずつではあるがその身を寄せ合い始めていた。

彼らは、屈辱を忘れてはいなかった・・・。

「新・中央競馬予想戦記」 11/06

日曜日の結果
 4勝(ブラジルC、北大路特別、二本松特別、磐梯山特別) 6敗

 回収率    38.6%
 通算回収率 65.1%
 やはり場替わりしてないせいか、全く調子が上がらず。
 福島の方はそこそこ良さそうなのですが、
 ローカルはどうもあてにならないので…。

東京09R 甲斐路特別(3上1000万下 D中)
  ◎ ⑮ハウンドコップ
  ○ ④ダンスウィザード
  ▲ ⑬タマモアーチスト

東京10R ユートピアS(3上1600万下 芝短)
  ◎ ③カネトシディザイア
  ○ ⑧ナチュラルメイク
  ▲ ⑥ラドランファーマ

東京11R アルゼンチン共和国杯(3上GⅡ 芝長)
  ◎ ⑪デルタブルース
  ○ ④ビッグゴールド
  ▲ ①サクラセンチュリー
 本命は、休み明けでも名手ペリエ騎乗の菊花賞馬⑪。
 時計もいい物を持っている。ハンデにさえ負けなければいきなりでも充分。
 対抗は、天皇賞(春)2着馬の④。
 1つ叩いて上がり目も望めそうだし、距離も向くように思える。
 3番手は、叩き3走目の①。
 東京に良績はないが、このメンバーなら実績は上位と見る。

京都09R 醍醐特別(3上1000万下 芝短)
  ◎ ⑰イソシギ
  ○ ⑦シーキングマイラブ
  ▲ ④マルブツブリザード

京都10R 花園S(3上1600万下 D中)
  ◎ ⑯サワノブレイブ
  ○ ⑧オースミヘネシー
  ▲ ④ビッグエンデバー

京都11R ファンタジーS(2歳GⅢ 芝短)
  ◎ ②アルーリングボイス
  ○ ⑭クリノスペシャル
  ▲ ⑨ブラックチーター
 本命は、3連勝中の②で決まり。
 平坦馬場も問題無いスピードと強力な鞍上でここも有力だろう。
 対抗は、こちらも連勝中の⑭。この条件も前走経験済みで時計も悪くない。
 3番手は、1戦1勝だが乗れてる福永騎手に期待の⑨。
 血統的にはダートの方が良さそうな感もあるが、
 芝もこなせることは前走でも実証済みだ。その底力にも期待だ。

福島09R 霊山特別(3上500万下 芝中)
  ◎ ④フェイトトリックス
  ○ ②ダブルスポット
  ▲ ③レディマーメイド

福島10R 福島2歳S(2歳OP 芝短)
  ◎ ⑥ケイアイデジタル
  ○ ⑧コスモルビー
  ▲ ⑨ビービーカルネ

福島11R フルーツラインC(3上1000万下 D短)
  ◎ ②ケイアイカールトン
  ○ ⑦オリエントヒーロー
  ▲ ⑨ヤマノルドルフ

「新・中央競馬予想戦記」 11/05

東京08R 秋陽ジャンプS(3上OP 障害)
  ◎ ⑨チアズシャイニング  時計上位
  ○ ⑦テレジェニック     前走内容買う
  ▲ ③マイネルサイプレス  OPなら

東京09R 百日草特別(2歳500万下 芝中)
  ◎ ①マイネルスパークル
  ○ ⑧コマンダーシップ
  ▲ ③ニシノアンサー

東京10R 立冬特別(3上1000万下 芝中)
  ◎ ⑥ダークフラッシュ
  ○ ②コンドルクエスト
  ▲ ⑧メガトンカフェ

東京11R ブラジルC(3上1600万下 D短)
  ◎ ⑧タイキエニグマ
  ○ ②リンガスローレル
  ▲ ⑯ヒカルバローロ

京都08R 北大路特別(3上1000万下 芝中)
  ◎ ⑥メイショウオキナ
  ○ ②エムティーダイオー
  ▲ ⑤マルブツシルヴァー

京都10R 京洛S(3上1600万下 芝短)
  ◎ ③ツルマルオトメ
  ○ ⑦ヒューマ
  ▲ ⑤スイートルーム

京都11R カシオペアS(3上OP 芝中)
  ◎ ⑤エイシンニーザン  前走評価して
  ○ ⑩エリモハリアー    右回りに戻って
  ▲ ⑪グレイトジャーニー さらに上昇か

福島10R 二本松特別(3上500万下 芝中)
  ◎ ⑤フジマサチャンプ
  ○ ④グレートパルサー
  ▲ ⑦ダンツクインビー

福島11R 磐梯山特別(3上1000万下 芝中)
  ◎ ⑦コスモテナシャス
  ○ ③セヴンスバード
  ▲ ②リンドーロ

福島12R 赤湯特別(3上500万下 芝短)
  ◎ ⑥ニシノツキカゲ
  ○ ⑩ダイイチミラクル
  ▲ ③ラティーノヒート

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-(21)

<20>ナチスと軍事力の結びつき

ナチスといえば、SS(親衛隊)であろう。

ナチスには、もともとSA(突撃隊)という私兵集団を持っていたが、

SSはヒトラーがSAの中から自分のまさに「親衛隊」とするために

さらに選抜された組織である。

1925年に結成された当初は200人そこそこのであったものが、

1929年にヒムラーがその指導者となると突如拡大路線をとり、

1932年末には52000人まで膨れ上がる。

当時、ドイツはヴェルサイユ条約によって

その陸軍兵力を10万人以下に制限されていたことを考えると、

この数はまさに驚異的であった。

しかも、ヒトラーは得意の演説で国防軍に向けて公然と国防軍将校への批判を行い、

一方で青年将校に対しては右派すなわちナチスこそが正義であることを主張した。

また、こういった軍事力以外でもナチスは数による暴力を用いていた。

例えば、1930年10月のナチスが第2党に躍進した直後に召集された

国民議会において、議場外ではナチス党員が公然と集会を行い、

議場内には禁止されていた統一の制服姿(このときはSAのもの)で議員が入場してきた。

ナチスは、共産党を敵視しており、このときの国民議会では

恫喝的に「マルクス主義者」であるレーベ議長を追い落とそうとしたが、

結果としては失敗した。

とはいえ、こういった動きの一つ一つが他の党や諸外国を

恐怖によって次第に蝕んでいくこととなる。

「ワイマール憲法」とヒトラー、「日本国憲法」と小泉-⑳

<19>極右ナチス党の衝撃

1930年の選挙結果は、瞬く間にヨーロッパ諸国に報道され、

衝撃とある種の落胆をもって迎えられる。

フランスの言論人はこの時点で、

「もしナチスが政権を握るようなことがあれば、間もなく戦争が始まるに決まっている」

「ドイツの選挙結果を知って国際連盟全体が愕然として色を失った」

といった発言を行っている。知っての通り前者の発言は早晩実現することとなる。

一方でイギリスの「タイムス」紙は、ナチスの危険は小さいという論調を張った。

しかしロンドン市場ではドイツ売りが始まり、その動きは世界に広がっていった。

このことがドイツ経済に与える影響は小さくなかった。

ドイツ政府は、国庫証券の新規発行が不可能になった。

引き受け手がないのだから当然である。

ドイツ国立銀行は、金や外国為替が激減し、

その流出額はあわせて10億ライヒスマルクにも上った。

これは、ヤング案によって軽減されたとはいってもその年に払わなければならなかった

賠償金の額17億ライヒスマルクの過半に上る莫大な金額である。

これらの原因は、なんと言ってもナチスが反ユダヤ政策を採っており、

当時経済を支配していたユダヤ系金融機関やユダヤ系企業が

ドイツ国内から財産や資金を避難させたことによるところが大きい。

しかし、これらの経済的危機もナチスを中心とする国粋主義者によって

ヤング案の責任とするデマを流されるなど格好の好餌にされてしまっていた。

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