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タイ映画 「7人のマッハ!!!!!!!」

感想から言うと、「マッハ!!!!!!!!」ほど衝撃的ではなかったです。

理由は、「マッハ!!!!!!!!」の主人公トニー・ジャーの役割を7人で分割してしまったから。

私は、アクション映画に一番必要なのは時代劇における殺陣と同様に「流れ」

であると考えています。

そうした時に、7人でアクションを分担してしまうと、

人が変わるごとに流れが寸断されてしまい、流れを損なってしまうわけです。

とはいえ、トニー・ジャーのような天才が何人もいるわけではないので、

その辺は仕方ないところ。

そこを、見せ方を工夫することによってまた違う面白さを引き出しているのが

「7人のマッハ!!!!!!!」の真髄と見た。

ジャッキー・チェンがハリウッドでさじを投げたように、

もうこんな「B級アクション」はハリウッドでは撮れなくなっている

(あるいは、単に日本に輸入されていないだけかもしれないのだが・・・)。

しかし、B級があるからこそのA級なのではなかろうか。

B級みたいな軽いノリの映画で経験を積んで、

そのうちA級でメガホンをとる言うのが、ありがちなステップだろう。

最近で言えば、ジョン・ウーがそれに当るかもしれない。

という事は、ステップアップも最近ではインターナショナルになっているのだろうか。

しかし、そう考えると世界的な映画業界の先細りというのも納得がいく。

原作を活かしきれる経験豊富な監督が確実に減っているということなのだろう。

そして、経験豊富な監督は高給取りになっており、

そうカンタンに頼めるような人々ではなくなっている。

そうなると、失敗ができなくなるから大作やリバイバルが必然的に増えていく。

これは日本のゲーム業界と同じことであり、これもまた近年先細り傾向にある。

野心的な作品を安価に作れる市場が、今のソフト市場には欠けているように思われる。

それでは、新たな才能もなかなか出てこないだろうし、

ますます先細っていくことになるだろう。

そういう意味では、ジョン・ウーやジャッキー・チェンを生んだ香港を中心に、

アジアでそういった野心的な作品がこれからどんどん生まれることに

期待したいところだろう。

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» 七人のマッハ!!!!!!!  本気のタイ・アクション映画 12月3日公開 [白田麻子のアジアな毎日  Asia Entertainment Diary]
 この映画を初めて見たのは昨年の東京国際ファンタスティック映画祭。韓流VSタイ道という韓国映画2本とタイ映画2本立てのオールナイト上映ででした。  あの時は凄かった。本物のオリンピック選手が肉体を駆使して技を決めるたびに、場内騒然、拍手喝采だったもの。とても興奮した映画体験でした。   七人のマッハ!!!!!!!公式サイト  そして1年後の今、やっと一般公開されます。アクションも凄いけど、さりげな�... [続きを読む]

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