アメリカ映画 「ラッシュアワー3」
ま、なんだかんだ言っても、アメリカ人はバディ・ムービー好きだよね。
「リーサルウェポン」とか、「ジョン&パンチ」とか。
だから、「ラッシュアワー」なんかもそれなりに需要があったりするわけですよ。
今回の「3」も、舞台は変われどやってることは相変わらずおんなじ。
クリス・タッカーは口は達者だがやることは基本的にへっぽこだし、
対するジャッキー・チェンも見せ場は基本的にアクションシーンだけ。
でも、それで二人とも充分すぎるほど魅せちゃえてるんだよね、これが。
クリス・タッカーは調子良くやってるんだけど締めるところはきっちり締めるし、
ジャッキー・チェンには、今回真田広之がマッチアップされる。
真田広之も、元をたどればJAC(ジャパンアクションクラブ)出身の
アクション俳優(もっとたどれば子役まで行き当たるらしいけど)。
当初ジャッキーは、真田にスタントマンを用意していたらしいが、真田がそれを断り、
2人とも吹き替えなしでの体当たりのアクションを繰り広げている。
また、なかなかの怪演を演じているのが工藤夕貴。
正直それほど重要な役割ではないが、なかなか見られない妖しい魅力と、
なかなか大胆なアクションを演じている。
春に公開された「プロジェクトBB」もなかなかだったが、
こちらも期待を裏切らない出来。今年のジャッキーは結構安定している。
秋にはジェット・リーの新作も予定されており、
今のハリウッドにおけるアジアンパワーの占める割合は決して小さくないことを、
この作品は示しているといえるだろう。
最近のコメント