地獄廻り④ 函館元町坂地獄(後編)
今回も元町地区のお話。
といっても、今回は寄り道も多めで…。
5/16 13:30
「函館護国神社」着。
さすが「勝てば官軍」。
立派なお社が戦死者のために
建てられてますな。
ちょっと外れたところの、
墓地の奥にある「戊辰薩藩戦死者墓」の碑。
箱館戦争の主戦力は
参謀の黒田清隆率いる薩摩藩兵だったので、
薩摩藩兵の戦死者が特に多かったために、
このような墓碑が特に建てられたのだろう。
それにしても、刻まれた字が少々読みづらく…。
5/16 13:45
「函館配水場」着。
上段にある噴水塔はレプリカ。
「函館配水場」のいわれ。
さすがに早くから開かれた街だけあります。
それに、いまだ現役というところも素晴らしい。
配水場からさらに山を登っていくだけで、
このぐらいの景色ならすぐ見られる。
昼間なら、わざわざ函館山に
登るまでもないのではないだろうか。
次に向かう途中、
ロケなんかで有名な「八幡坂」で撮ったもの。
なるほどと思わせる絶好のロケーションと、
修学旅行の学生の数と、
それ目当ての露天商がチラホラ…。
その辺りも、いかにも観光都市といったところか。
5/16 14:05
「旧函館区公会堂」着。
手持ちの28mm~80mmのレンズでは、
正対して全体を入れるのは不可能。
デジタル1眼レフは広角側が弱いのだ…。
「旧函館区公会堂」のいわれ。
重文にしてはきれい過ぎるなと思ったら、
ちゃんと修復してもらってるんですな。
ちなみに中に入るにはお金がかかります。
5/16 14:15
「旧道庁函館市庁舎」着。
北海道指定の有形文化財指定のため、
観光案内所(1階)や写真博物館(2階)
として利用されている。
5/16 14:20
「旧イギリス領事館」着。
1934(昭和9)年まで領事館として機能しており、
国際都市との面影を感じさせます。
ここも、中に入るにはお金がかかります。
同敷地内にある、欧風庭園。
すぐ上にある「元町公園」とは、
また異なった趣を楽しめる。
道路を挟んで向かいにある緑地内にある
「ペリー提督来航記念碑」。
いわれによれば、
当地で銀板写真術を始めて公開し、
軍楽隊による西洋音楽の吹奏も披露している。
彼なしに、今の日本は無かったでしょうねぇ。
5/16 14:30
「中華会館」着。
中には「関帝廟」もあるらしいのですが…。
当日は中に入れず、残念。
すぐそばにある「旧小林写真店」着。
現存する道内最古の写真店。
まぁ、それだけといえばそれだけなんですが。
5/16 14:40
「緑の島」という緑地周辺を散策。
この辺りからじわじわ手詰まり感が…。
「新島襄海外渡航の地碑」。
碑文が読みづらいが、以下の漢詩が彫られている。
男児志を決して千里を馳す
自ら辛苦をなめてあに家を思わんや
却って笑う春風雨を吹くの夜
枕頭なお夢む故園の花
当時の若い人は、元気だったんですねぇ。
朝撮っていた海上保安部の船にさらに追加。
巡視艇「ゆきぐも」。
5/16 16:00
「旧ロシア領事館」着。
時間を見ても分かるとおり、また迷ってます。
気がつけば歩きだけで電停「どっく前」まで
歩いてたりするわけで…。
ここは、ロシア領事館からソ連領事館になり、
1944(昭和19)年まで機能してたそうです。
「旧ロシア領事館」前の「幸坂」から
函館ドック方向を撮影。
けっこう高いところにあります。
朝撮ったヘリ搭載護衛艦「ゆうぎり」の
後部構造が見れたので、
坂の上から望遠で1枚。
これでようやくヘリ搭載護衛艦と
一目見て分かるように。
「鯨族供養塔」。
そもそもペリーが
日本に来たのは、
捕鯨のための
補給港にするため。
世界中で鯨を
獲りまくってたんですよねぇ、
昔は。
「称名寺」。
例に漏れず鉄筋コンクリート製の寺院。
どうしてガイドに載ってるのかと思ったら、
地味に有名人の碑が多いのだ。
(左)土方歳三と
新撰組隊士の供養塔
(右)高田屋嘉兵衛の顕彰碑。
他に高田屋一族の墓もある。
これで、元町地区歩き倒しの旅は終わり。
このあと、電停「どっく前」から市電に乗って、
一度函館駅前に戻るのですが、
このあと、ある意味本当の地獄を見ることに…。
(続く)
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