« 「新・中央競馬予想戦記」 2009-09-21 | トップページ | 映画 「カムイ外伝」 »

映画 「ココ・アヴァン・シャネル」

『ココ・シャネル』(以降『ココ』)と比較してやろうと
意気込んで観に行ったわけでもないが、
『ココ』を観た後だったせいか刺激不足で途中で寝てしまった。
『ココ』で彼女の生い立ちをだいたいなぞってしまったせいなのか、
それとも『アヴァン』自体刺激的な作品でなかったのかは
定かではないが…。

『ココ』に比べると『アヴァン』のシャネルは、
より自律的で打算的。
しかし、そうであることがかえって話の筋を
不自然にしているように思われる。
例えば、なぜシャネルはバルザンの屋敷に押しかけたのか。
ほぼ一貫してバルザンに対して
恋愛感情が無かったと思われるのに。
確かにあそこに行かないと、
きらびやかな当時の女性のファッションに対して
嫌悪感を抱かなかったろうし、
男性的な実用的ファッションには目覚めなかったろうし、
何よりアーサー・カペルには出会わなかっただろう。
私の想像では、
シャネルに何かしらの打算があったのだろうと考える。
あるいは原作にはその辺りの真相が描かれているだろうが、
『ココ』では単純にバルザンに見初められた、
と描いていることを考えると、
映画単体で観た場合どうも腑に落ちないのだ。

あと、男性の私が観るからなのかもしれないが、
ことさらに男性、
特にバルザンを悪く描いている気がしてならないのだ。
『ココ』では、どこにでもいいヤツもイヤなヤツもいる、
的な描き方をしていたように思われる。
『ココ』ではパトロンとしてのカペルの存在が大きく描かれ、
恋愛関係以上の深い紐帯を感じさせてくれた。
『アヴァン』では。その辺りを寝ていたせいで見逃していたのだが、
シャネルが唯一愛した男という
一点でしか描いていないように思われた。
そんなにオトコの影を消したかったんですかねぇ、
『シャネル』(この場合ブランド名としてのシャネル)は。

« 「新・中央競馬予想戦記」 2009-09-21 | トップページ | 映画 「カムイ外伝」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画 「ココ・アヴァン・シャネル」:

« 「新・中央競馬予想戦記」 2009-09-21 | トップページ | 映画 「カムイ外伝」 »

2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ