旅情ゼロの知床旅情-4 「自転車と心中」
知床5湖10時30分発のバスで、
フレペの滝への遊歩道がある知床自然センターを越え、
ウトロバスターミナルまで戻る。
と言うのも、13時30分発のクルーザーは、
前日に30分前に集合するように言われたので、
実質ウトロには13時には戻らないといけない。
そこで自然センターでバスを降りると、
次にウトロに戻るバスは11時48分。
さらにその次は13時13分。
1本目だと、少し離れたプユニ岬に回る時間が
足りない感じがしたし、
2本目では完全に遅刻確定。
と言うわけで、あらかじめ調べておいたレンタルサイクルを利用。
しかし、狩用と思っていたボンズハウスでは自転車が借りられず。
なんでも、レンタルサイクル専門の業者ができたらしい。
教えてもらった「知床サイクリングサポート」と言うところに行くが、
誰もおらずカギもかかっている。
「ご用の方は電話ください」って張り紙があったので電話。
5分ほど経って、店の主人の奥さんが車に乗って登場。
所定の手続きを終えて自転車に乗り込む。
コレが借りた自転車。
前後輪ディスクブレーキ付きのスポーツサイクル。
24段変速でサドルも硬い。
こんな高級な自転車乗ったことないのですが、
乗ってみると、さすがの乗り心地。
ウトロの町外れにある幌別川から向こうが、
世界遺産で保護される範囲。
つまり幌別川が人界と自然を隔てる境界線と言うわけ。
そして、この辺りから知床自然センターまで登りっぱなし。
自転車のペダルを軽くしていきますが、
日頃の不摂生のせいかあごなんか上がりっぱなし。
バスなら10分とかからないところを、
30分ほどかけて坂登りしてようやく自然センターに到着。
さっそく遊歩道へ。
網のかかった木(上)や、樹皮を剥かれた木(下)が何本も。
鹿の食害の影響ですね。
樹皮を食うのは、鹿がけっこう追い込まれてる証拠らしい。
鹿の個体数が問題なのか、
それとも食べるものの絶対量が足りないのか…。
森を抜けると突然視界が開ける。
遠くにはウトロ灯台も。
しかし、この光景自体この辺りが開拓された形跡なんだそうです。
知床5湖も手前の方にこういう景色があるのですが、
こんな地の果てまで開発しようとした人間を、
たくましいと褒め称えるべきなのか、
単なる乱開発と自然破壊と非難するべきなのか…。
遊歩道の行き止まりにはフレペの滝を見るための物見台が。
真ん中の白い筋が、物見台から見たフレペの滝。
「乙女の涙」とも言われるこの滝は、
その名に違わぬか弱い流れ。
物見台から最大望遠で撮ったウトロ灯台。
ちなみに、ココへ続く道は当然ありますが、
遠目から見てもわかるぐらいはっきり通行止めにされてます。
倒木更新(と思われる)によって見事に成長した木。
「倒木更新」とは樹木が倒れた木や死んだ切り株の上で
発芽、成長して行くこと。
ササなどが生い茂る北海道の森林では、
土の上に種子が落ちても、
ササなどに阻まれて日光が届かないため成長できない。
そのため、一段高い倒木などの上に落ちた種子が生き残りやすい。
それで、こういった現象がこの森林を維持していると言える。
遊歩道を引き返し、自然センターを後に。
次回は、登りでスルーしたプユニ岬へ。
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