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映画 「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」(☆☆☆)

今は昔、『ビリーズブートキャンプ』というものが流行った。
じゃあ、本当の『ブートキャンプ』って、どんなんなん?
っていうのが今作。
ちなみに『ブートキャンプ』っていうのは、『新兵訓練所』のこと。
つまり、普通の人間を兵器に変える課程のことだ。

内容は、テレビのドキュメンタリーでもちらっと見たことがある感じ。
教官に怒鳴られながら親とお別れさせられ、
教官に怒鳴られながら格闘技の訓練をさせられ、
教官に怒鳴られながら射撃訓練して、
教官の怒声に負けない大声で返事させられる。
そんなことを12週間繰り返して、彼らは海兵になって行く。
その訓練所に、毎週500人も来るというのだから、
まさに『ブートキャンプ』は「海兵生産工場」と言えるし、
そりゃ教官の喉も壊れてますわ。

ここからは、ちょっと印象が違ったこと。
まずアメリカでは、
これがちゃんとキャリアとして認められているということ。
大学進学のプログラムもあるみたいだし、
自衛隊と違ってちゃんとした軍隊だから
外征もあって世界を見ることもできるし、
様々なスキルを身につけることもできる。
自衛隊でも、色んな免許を取れるという話は聞くが、
中にはかなりいい加減に発行してるのもあるらしい。
もうひとつは、教官が新兵を見捨てないこと。
出来の悪い新兵の周りには、いつの間にか教官が何人もいる。
この辺りに関しては自衛隊のことを知らんので何とも言えないが、
少なくとも学校では悪平等の蔓延で、
実は出来の悪いのは置いてけぼりにされて、
落ちこぼれて行くという印象がある。
日本の教育は、飛び級も認めないが落ちこぼれも認めないという、
悪い意味での均質教育を行っている。
新しい考え方を産ませる土壌も無いし、
良い意味での競争意識も芽生えさせない。
そりゃ世界では戦えませんわ。

ただ、人格教育ももっとちゃんとやって欲しいよね。
民間人を殺すとかレイプするとか、
戦いのプロのやることじゃないと思うからさぁ。

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