「寺田寅彦で読む 『地震と日本人』」を始めるにあたって
3月11日に起きた「東日本大震災」と呼ばれる災厄。
しかし、地震自体は日本市場において多数発生しており、
またそれを研究し、警鐘を鳴らしてきたものも少なくない。
そのうちでも、東京帝国大学地震研究所の所員も務め、
多数の著作を持つ寺田寅彦は、
物理学者でありながら地震と日本人の関りに関する著書も持ち、
その筋では非常に深遠な研究成果を残していると感じ、
この機に少しでも古人の知恵を掘り起こそうと考え、
この企画をぶち上げたわけである。
なお、このシリーズでは以下のようなルールのもと書き進めて行く。
①本文を読む際の手助けとなるよう、
可能な限り本文の語句を活かす(冒頭&『私的総括』以外の黒文字部)
②どうしてもわかりにくい語句などについては注釈を入れる(青文字部)
③区切りごとに個人的な感想などを差しはさむ(赤文字部)
④作品全体のまとめを『私的総括』という形で残す
⑤各作品の底本は『青空文庫』のものを使用するものとする
以下に書き残したものが、
今後起こるであろう地震災害の予防の一助となることを切に願うものである。
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