この国に生きる、ということ④ 金比羅山編
駐車場に戻って車に乗り、金比羅山展望台に向かってさらに登る。
ちなみに金比羅山は、入山料が発生する。
駐車場から歩いて登っても、車1台程度の人数なら1000円発生する。
金比羅山展望台からは、このように洞爺側、虻田(噴火湾)側の両方を望むことができる。
虻田側に関しては西山編で触れているので、以下主に洞爺側について触れていく。
洞爺湖温泉一帯を中心に撮った一枚。
奥が洞爺湖温泉街。
導流堤(「へ」の字型の城壁みたいなもの)を挟んで、
町営温泉浴場だった「やすらぎの家」。
熱泥流に飲み込まれた公営団地「桜ヶ丘団地」の1棟。
砂防えん堤(導流堤と同様)を挟んで、一番手前に見える水たまりが、
2000年噴火で開いた「珠ちゃん火口」。
ココから見た火口と温泉街のこの距離感には、戦慄を覚える。
2000年噴火時には高々と噴煙を上げていたが、現在は静かにしている「有くん火口」。
2枚目は火口寄りに撮影したもの。
周囲の谷の谷筋に対して垂直に配置されているのは、
「床固工」や「山腹工」と呼ばれるものである。
これらは泥流の発生を抑えるのと同時に、山に緑を取り戻すために設置されている。
町営温泉浴場「やすらぎの湯」(1枚目)と「桜ヶ丘団地」(2枚目)。
熱泥流に飲み込まれ、不自然に埋まっている様子がよくわかるだろう。
ちなみに、「桜ヶ丘団地」の画像の右上に写っているのは、
旧国道230号線にかかっていた「木の実橋」の橋梁。
次回は、上から眺めたこれらの施設により接近して見られる「遺構編」をお送りする。
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