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映画 『ヤバい経済学』(☆☆☆☆)

もっとお堅い感じなのかと思ったら、
エピソードごとに区切ってやってくれてるので、
飽きずに観ることができる。

つかみは、不動産屋が自分が仲介する他人の物件を売る場合と、
自分の持ち物である物件を売る場合の
売り方の違いを通じて、
「インセンティブ」のあり方を説明。
まぁ、当たり前といえば当たり前の話なんですが、
テーマの提示みたいな感じのところですね。

最初のエピソードは、名前の話。
白人と黒人がいるからこそのエピソードもあるが、
以前日本でもあった「悪魔ちゃん」騒動にも通じる話でもある。
まぁ、親のエゴで奇をてらった名前をつけるんなら、
親御さんもそれなりに覚悟してくださいってことですね。

2つめのエピソードは、原作を日本で一躍有名にした、
相撲の八百長について。
原作の時点から時間が経ってしまい、
その間にいろいろと話が進んでしまったので
新鮮味に欠ける話ではあるが、
カネなり未来なりがかかってたら、
誰でも不正をやりかねない、という結末。

3つめは、犯罪減少の意外な因果関係について。
これは、経済学云々というよりは
視点を変えると新しいものが見えてくるっていう話だと思われる。
ココだけ見ると、日本で一生懸命出生率増やそうとしてるのが
果たしていいことなのか、少々疑問に思えてきますな。

最後は、お金の力で成績は上げられるか、
という誰でも一度は考えること。
結果としては、まあ微妙と言うか、
高すぎる目標を設定すると諦めるとも言えるし、
結局は個々人の資質次第とも言える。
どっちにしても長くもたないみたいだから、
習慣づけるとか興味を持ってもらうとか、
そういう方法を考えた方が良さそうだ。

経済の映画っていうよりは、
ものの見方っていうのには2種類あるということ。
一つは深く掘り下げて見ること。
もう一つは、さまざまな視点から切り口を変えて見ること。
両方持つのはなかなか大変だし、
何よりも時間がかかる。
でもちょっとした気付きや疑問を放置せずに
自力で解決することによって
そういう視点を少しずつ持てるようになる。
そんな気にさせてくれる映画でした。
原作を見たことない人ならぜひ。

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