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映画 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(☆☆☆☆)

アメリカ映画の一つの王道としての戦争映画として、
平凡かつ明快な映画。
ただ、寄せ集めの1個小隊があまりにも強すぎ。
特に叩き上げの二等軍曹ナンツ(アーロン・エッカート)が
冷静にして果断すぎて、あまりにもできすぎ。
これなんかから見ると、
『インディペンデンス・デイ』なんかだいぶ常識的。
まぁ、何も考えずにドンパチを楽しむのが、
このテのできすぎ戦争映画の楽しみ方だろうが、
ワシはひねくれ者なのでいろいろ余計な事を
考えてしまったりするわけです。

まず、さすがにアメリカも現実的な敵を相手に
戦争映画を作りにくい環境に、
実はなり始めてるのかな、と…。
FPS(ネット対戦の銃撃戦モノ)の世界では、
北朝鮮が太平洋を超えてアメリカ侵略するものができているようで、
臨場感で映画がこれに対抗しようと思ったら、
『ハートロッカー』みたいに対象を絞って行くか、
今作のようにさらにスケールアップさせて行く
方向しか無いように思われる。
今作にしても、どうにもゲーム的な演出
(ラスボスを倒すのに段階があるとか)が散見するし、
まぁその辺りのクロスオーバーはアリだとは思うけど、
そういう意味でも戦争映画っていうジャンル自体、
曲がり角に差し掛かってるとも言える。

もう一つは、国家を団結させるための「箍(たが)」としての敵の存在。
『スカイライン』の時も思ったが
(今作はあれほど絶望的ではないが)、
いよいよ宇宙人を敵にしないと、
アメリカっていう国は団結が保てないんですかねぇ。
もしかすると、独裁政権下で強制的に団結させられているイスラム圏や、
特定の宗教も持たないのに情報統制で団結を保っている日本や中国が、
羨ましいというか恐ろしいんじゃなかろうか
(アメリカにもそういう面がないとは言わないが)。
小はいじめ問題から、大はアメリカや中国といった国家に至るまで、
集団の団結を保つ大きな要因としての「敵」は、
『孫子』の例を引くまでもなく
古来非常に効果的に用いられているわけであります。
アメリカで昔から戦争映画や戦争ドラマの系譜が絶えないのは、
実はその辺りに理由があるのかもしれませんね。

ちなみに☆の数は、甘めに付けてます。
戦争映画に飢えてる人にはオススメ。

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