« 「新・中央競馬予想戦記」 2012-03-11 | トップページ | 映画 『フクシマ2011』(☆☆☆) »

映画 『アニマル・キングダム』(☆☆☆)

完全な部外者による著作がベースになっているせいか、
全体的に踏み込みが甘い。
なぜこの家が犯罪を生業とするようになったか、
母親(ジャッキー・ウィーバー)の教育方針、
あまりにも乱暴な一方捜査が大甘な警察、
エズラ弁護士がなぜこの一家に力を貸すのか。
これらにまるっきりと言っていいほど触れていないので、
確かに一家の中に葛藤があっても、
なし崩し的に崩壊する方向に行っているようにしか見えないのだ。
多分、それをやりだしたら映画的持ち時間では
全然足りないんだろうけど、
逆にいえば映画向きの題材ではそもそもなかったのでは、
と思わせてしまっているのがザンネン。
もっとも、この映画がなければワシ自身この家族のことを
知らんまま過ごすことになっていたわけで、
紹介的な意味では価値のある映画だったかな、
と思う、というか思わざるを得ない。

« 「新・中央競馬予想戦記」 2012-03-11 | トップページ | 映画 『フクシマ2011』(☆☆☆) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画 『アニマル・キングダム』(☆☆☆):

« 「新・中央競馬予想戦記」 2012-03-11 | トップページ | 映画 『フクシマ2011』(☆☆☆) »

2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ