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映画 『フクシマ2011』(☆☆☆)

東日本大震災により、
放射能に汚された福島県東部の状況を取り上げたドキュメンタリー。
震災直後の打ちひしがれっぷりなどが、
インタビューによって取り上げられているが、
どうしても話の中心は原発と放射能絡みの方になってしまうのは、
いたしかたないところ。
そういう意味では、新鮮味がない作品とも言える。
なので、以下は基本的に他人事なワシの、
きつめの感想などを…。

まず、「福島第一原発から何の利益も得ていない」
とかいうウソはやめてもらいたい。
補助金のことももちろん無視できないわけだが、
原発ができたことそれ自体によって、
雇用が生まれ、地元にカネが落ちた事実は、
無視できないだろう
(3月12日の『とくダネ』でもそれに類する話が出ていた)。
あと、最近は国の「パニックを恐れて情報を公開しなかった」という言説に、
ワシは一定の理解を示している。
「オイルショック」の時、
たかだかティッシュペーパーがなくなる程度のことで、
スーパーに殺到して買いあさったのは、
いったいどこの国民であったことか。
今から思えばこの国の国民は、
あの程度のことでもパニクる国民であったと、
当時母親の腹の中にいたワシは思ってしまうのだが…。
次のことは今作と関係ないが、
再生可能エネルギー普及を電力会社が阻んでいるという話がある。
そもそもこの国のエネルギーシフトは、
国主導で行われている。
当初は、国内でもある程度供給できる石炭火力発電や水力発電。
しかし、採掘コストやダム建設コストが見合わなくなってくると、
国内供給が相当困難な石油火力発電。
さらに、中東情勢の悪化を受けて、
自ら実験台となりその危険性を十分すぎるほど味わってきた
核燃料を使う原子力発電。
これらのエネルギーシフトに、我々はなす術がなかった。
あまりにも設備投資に金がかかるからである。
しかし、今は違う。
多くの町村に太陽光パネルや発電用風車が立ち並び、
足下の町村一つぐらいなら問題なく電力を賄えるほどの発電量を備えているところもある。
そういうところでさえ、電力会社に電気を買ってもらうことしか考えていないのは、
むしろ発想が貧困なのでは、と最近考えるのだ。
そんなに原子力発電がいやなら、
危険な原子力発電で造った電気を強要する電力会社から、
電気なんか買わなければいいのだ。
来週鑑賞予定のドイツ映画『第4の革命』のコンセプトもおそらくそういうことだろうが、
この新たなエネルギーシフトは、
橋下維新のように地方柄起こせるムーヴメントであると、ワシは思うのだが…。

もっとも、ワシは自分の持家じゃないし、
太陽光パネルを家につけられるような金も持ってないから、
現実として原子力発電は否定できないけどねぇ…。

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