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映画 『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』(☆☆☆)

今作はタイトル通り、
アメリカ大統領選挙における山場のひとつ
「スーパーチューズデイ」における、
ある2候補の駆け引きを題材にしている。
選挙参謀の引き抜き、
有力代議士の取り合い、
予備選勝利のための政策立案やイメージ戦略、
マスコミを使った対立候補のネガキャン、
そしてスキャンダル。
それらを候補の目線ではなく、
選挙参謀の目から見ている。
当の選挙参謀スティーヴン(ライアン・ゴズリング)も、
その戦いに巻き込まれてその座を追われそうになるのだが…。

結局のところ、選挙の本質なんてどこも変わらない。
自分の信念よりも、
妥協して票の取れる政策を採用し、
票を持ってる人間を抱き込むことである。
日本はそれを料亭でやって、
アメリカはそれすらもショーとしてしまうだけのことである。
いいかげん庶民は、その白々しさに飽き飽きしているのだが、
それでもワシは選挙を拒否してそれを黙認するのがガマンならなくて、
懲りずに投票しに行ってるわけだが…。
権力者になるって言うことが、
巨大な利権になっているうちは、
こういう白々しい選挙ショーは終わらないだろうね。

途中からワシは、選挙参謀スティーヴンに
小沢一郎をダブらせていた。
やってることの本質は同じようなもんだと思うし、
冷厳に選挙の勝利を志向して行くところもそっくりだと思う。
ただ、この二人は立ち位置が決定的に違う。
スティーヴンは、あくまでもスタッフであって、
自分の働きが上司にさえ認められれば、
立場は保証され、仕事に徹していられる。
しかし小沢一郎は、一議員である。
自らの指示基盤というものを持っている。
それを無視して仕事を続けていれば、
いかに他人の選挙で抜群の働きを見せようとも、
自分の立場は有権者が握っているのだから、
いっこうに保全されないのである。
もっとも、いかにどうしようも無い議員でも、
この国の有権者は「何となく」で選ぶことが、
少なくないわけだが…。

閑話休題。
作品としては、大統領選挙の裏側をえぐり出して終了なので、
見どころがあるわりには
「だから何?」みたいな感じになってしまってる。
過程を楽しむタイプの映画、と言えるだろう。

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