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映画 『コッホ先生と僕らの革命』(☆☆☆☆☆)

ドイツサッカー誕生の物語を、
事実をもとに(といっても結構いじってあるみたいだが)
映画化した作品。
いじってある分、
エンタテインメントとしての仕上がりはなかなかのもの。
19世紀後半のドイツといえば、
日本も模範とした規律を重んじる新興帝国。
そこにコッホ先生(ダニエル・ブリュール)は、
英語教育の一環としてサッカーを導入した。
しかし、普仏戦争で大陸欧州にその名を轟かせる存在となり、
ドーバー海峡を挟んで敵対するイギリスのスポーツであるサッカーは、
頭の固いドイツのお偉いさんには受け入れられてもらえなかった。
一方で子供達は、階級差別に悩み、
親の敷くレールに乗せられることに不満を覚えていた。
子供達にとってサッカーは、
そういうしがらみから脱して
自由に仲間意識を育める素晴らしいものだった。
貴族階級で構成される学校の後援会は、
コッホ先生と労働者階級の生徒ヨストを排除。
しかしそこに、思わぬ助けが…。

展開の抑揚が非常に巧みで、ドキドキワクワクさせてくれる。
子供らしく甘酸っぱい初恋の話あり、
なかなか商魂たくましいのがいたりと子供達も個性的で、
正直もう少しじっくりその辺を書き込んでも良かったのでは、
とも思う一方、
それはあの小気味いい展開とトレードオフの関係なので、
今作ぐらいのバランスが多分いいのだと思う。

だいたい、軍事教育にこれほどうってつけな教材、
他にないと思うんだけどねぇ。
やっぱり、ボール1個で誰でもヒーローになれるっていうのが、
お偉いさんには受けないみたいね。
実際、そのお偉いさんの息子も最初は
ヨストがうまくやってるのを苦々しく見てるしね。
そういう共感しやすい感情をうまく描いてるのも、
今作の出来の良さを示してると思うね。
熱血教師ものとして捉えても、
『スクールウォーズ』なんかと通じるんじゃないかな。
そういう意味でも、
連続ドラマでじっくり見せて行くっていうのもアリな題材だと思うね。
☆の数はやや甘いが、
団体スポーツの意義っていうものを
改めて思い知らせてくれるっていう意味では、
このぐらい評価しても過褒ではないと思うね。

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