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映画 『やがて哀しき復讐者』(☆☆☆)

復讐しても虚しさしか残らないっていう話は、
すでに語り尽くされた感のある題材だけど、
今作にはそれなりに救いが用意されてる
(ラストに関わることなのでこれ以上言えないが)。
ただ、このお話娘を殺された父親(アンソニー・ウォン)が
復習するんじゃなくて
(もっとも、それだとベタな欧米B級アクション的なわけだが…)、
忠実な部下(リッチー・レン)が1から9ぐらいまでやっちゃうわけ。
しかも、この親子がまたかなりアレなんだよね。
父親はヤクザまがいの辣腕不動産屋
(だからこそやくざ者の部下でも仕事が務まるんだが)。
娘は母親の死後すっかりグレて、
セレブなバカ子弟とヤクにまで手を出すおてんば娘。
そんな調子の娘だから、誘拐された当初は、
父親の猜疑心の強さも手伝って
「金をせびるための狂言誘拐」とまで言われる始末。
まぁ、結局身代金まで取られた挙句殺されちゃうんだけどね。
ウラ社会にも顔が利く部下は、
犯人探しにもその腕を発揮し、犯人を次々と血祭りにあげるが、
父親には虚しさというか、
娘だけでなく会社の部下、果ては後妻やにも強く当たってきた自分に、
もっと言えば事件に関与した犯人に対する罪悪感ばかりが降り積もり、
心身症を患うまでになる。

決して共感できる親娘ではないが、
こういったメロウな作品作りもできますよ、
っていうところが「香港ノワール」の懐の深さと言えるかもしれない。
今日観た3本の中では一番スケール感に欠けるが、
冒頭とラストに出てくる「天空の鏡」ことウユニ塩湖はまさに絶景
(絶景過ぎて現実感も無いのだが)。
映像の美しさで勝負、というには、
途中の描写はそれほどでもないが、
邦画よりはエンタメエンタメしてるので、
まぁこれも☆3つで。

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