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映画 『もうひとりのシェイクスピア』(☆☆☆☆)

いくつかあるシェイクスピア別人説のうち、
オックスフォード伯説を膨らませ、
エリザベス1世最晩年の政情不安と宮廷闘争を絡めた意欲作。
実像か否かはともかくとして、
ペンの力でイングランドを動かそうとした破滅型の貴族という
複雑な役柄をリス・エヴァンスが見事に演じ切っている。

歴史をかじった者としては、
ラストでベン(セバスチャン・アルメストロ)が放つ
「シェイクスピアと同じ時代に生きたことは誇りにするべき」
というような意味の言葉には、本当にしびれた。
凡人が凡人を代表として議会に送り、
その中からまた凡人を国家の責任者として送り出す現代において、
誇りにするべき同時代人を、
果たして見出すことはできるのだろうか。

同じローランド・エメリッヒ監督作品の
『インディペンデンス・デイ』などのような派手さはないが、
シェイクスピア作品に負けない奥深さや
複雑な色合いを持った上質な作品と言えるだろう。
ただ、歴史やシェイクスピアに関する若干の予備知識が必要か。

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