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映画 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(☆☆)

形式が基本思い出話(回顧録というべきか)なせいか、
やたら幻想的なんだが、
その分余計に作りものっぽく見えてしまった。
船の上(しかも救命ボート)っていう特殊な環境である以外に、
それほど特別なことしてないし、
本編(パイ(スラージ・シャル)とトラの呉越同舟)は
実質映画の半分ほど。
前段の人間ドラマ(というか神の話)の方が深いし、
そういう意味でも全然3Dである必要がなかった作品。
キャメロンは今作の3D化をことさら礼賛していたが、
彼は3Dっていうコンテンツを広めたい人間だから、
半分自画自賛みたいなもんで、
ぶっちゃけ相当焦ってるんじゃなかろうか。

あと、ワシはベジタリアンの偽善ぶりにホント腹立つわけ。
動物だろうが植物だろうが、
命をいただくことに変わりはないのに、
彼らこそ命を差別してるとワシは思うんだ。
パイの無邪気さも、ホント度し難いと思うし、
なんでこんな作品が「世界的ベストセラー小説」なのか
よくわかりません
(小説の方は読んでないんだが…)。
ただ、前半の神の話自体はわりとアリだと思う。
もともとインドって、宗教的に複雑な国で、
バラモンから発展したヒンドゥーをベースにしながら、
そのアンチテーゼとして仏教が生まれ、
西からはイスラムの侵略を受け、
大航海時代にはキリスト教も入ってきている。
神に対する考え方や受け止め方も違うそれぞれの宗教を、
パイはとりあえず全部受け止める。
それは、実利重視で論理的な父親の影響だったりするのだが…。
ワシなんかは、本編のウソくさいエピソードの数々
(現実にはもっとむごたらしい話などいくらでもあるし)よりも、
そういう話をもっと掘り下げて欲しかったんだけどなぁ…。

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