映画 『ボス その男シヴァージ』(☆☆☆☆)
今作はまごうことなきインド映画、
いやタミル映画と言うべきか。
世界第2位の巨大映画市場インドにおいて、
国民的人気を誇るラジニカーント。
今作でも彼一人のために5億円以上のギャラが支払われ、
それでも制作費の倍以上の興行収入を、
インド国内だけで稼ぎ出すのである。
3時間を超す上映時間を思うと気が重いが、
松平健のショー(『マツケンサンバ』とかやるアレ)と
同じノリで観ればそれほどの苦痛ではなかろう。
たまたまラジニカーントがすっごく映画(特にインド映画)が大好きで、
それを表現の舞台として選んでいるにすぎない。
安っぽいアクション映画に見えたり、
ミュージックビデオに見えたり、
濃ゆいラブストーリーに見えたり、
ドタバタコメディに見えたり、
社会風刺に見えたり、
なんかセクシィに見えたり、
そういういろんなスパイスが渾然一体となっているのが、
まさに「マサラムービー」なり「ボリウッド映画」の
醍醐味なのである。
上映時間にさえ耐えられるなら、
間違いなく見事なエンタテインメントだと思うけどねぇ。
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