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映画 『みなさん、さようなら』(☆☆☆☆)

広告とか予告編だけ見たら、
ニュータウン(笑)な話だと思って観に行ったわけですが…。
結果的にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の話だったのね。
しかもその理由がかなりアレで、
道理で同窓生がみんな気を使ってるわけだ
(腫れ物扱いとも言えるが…)。
でも、なんかムダにリア充だし、
団地の人たちもそれなりに気を使ってるのかいい人ばっかりだし。
案外気ままに暮らしてたりもする。
主役である悟の、12歳から30歳までを一人で演じ切った
濱田岳の快演(怪演?)にも要注目である。

とはいえ、もともとワシが想定していた
「ニュータウン(笑)」なアングルで観てもなかなか面白い。
高度成長期に日本各地に生まれた
「ニュータウン」、またはそれに類する団地群。
当時はその名の通り「新しい街」であり、
その中である程度完成されていた。
悟のようにうまく就職先にありつければ、
それこそニュータウン内でそれほど不自由なく暮らせるように
作られていたのである。
しかし、昨今のようにインフラの老朽化が叫ばれる以前から、
ニュータウンは器も中身の人間たちも老朽化し、
作中で描かれるような建物のリストラや、
シャッター商店街化、居住民の劇的変化が、
現実として起こっているのである。
当然悟も、その時代の流れに巻き込まれて行くわけだが…。

思うに、悟役には濱田岳がどハマりである。
彼が演じ抜くことで、悟が子供のまま大きくなって行くのを
如実に表現することが可能になったからである。
いつまでも子供の頃から習慣を変えず、
一応仕事こそするが、子供とじゃれあったり
子供っぽい正義感を振りかざしたりするのである。
そう言えば『木更津キャッツアイ』も(ワシは未見だが)、
似たような設定だったって何かの本で読みました。
「大人になるっていうのはカラを破ること」だって、
わかりやすく表現してる作品。
ラストは、適度な余韻があって良いです。

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