映画 『アウトロー』(☆☆☆)
タイトル(原題は主人公の名前そのまんまなんだが)から
主人公ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)の
パーソナリティーに焦点を当ててるのかと思ったら、
それほどでもなかった。
むしろ、既存の「証拠を積み上げて行く」タイプではなく、
「証拠を突き崩す」タイプのサスペンスと捉えるのが正解か。
タイトルほどジャックはアウトローではない
(本人が言うように「流れ者」ではあると思うが)し、
何やかんや言って既存のヒーロー像の範囲内に収まっている
(収められているのかも知れないが)。
日本じゃあ、法で裁けない悪を懲らしめるドラマは
80年代からあったし(『必殺仕事人』とか『ハングマン』とか)、
それらと比べてもヒネリがやや足りない。
続編作る気があるにしろ無いにしろ、
もう少しジャックのパーソナリティーを掘り下げて、
彼に興味を持たせる作り方にするべきだったように思える。
凡百のB級アクションの域を出ない作品。
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