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映画 『愛について、ある土曜日の面会室』(☆☆☆)

ほぼ邦題通り、
愛と刑務所にまつわる3つの話を1つの刑務所に集めた作品。
フランス映画だけに、
地中海の対岸アルジェリアとの絡みも少し出て来ます。

①初恋の相手が刑務所に入るが、
 未成年(16歳)のため一人では会いに行けない。
 しかも、相手の子を身ごもっていることまでわかり…。
②ぐうたら男が、ひょんなことから
 高額の報酬&前科一犯と引き換えに
 自分とそっくりな囚人と面会室で入れ替わるよう持ちかけられる
③殺された息子の死の真相を知るために
 アルジェリアからやってきた母親は、
 偶然を装い加害者の姉と知り合い、加害者と接触する機会を狙うが…
3つの話は以上の通りだが、
①や③は日本でも何となく理解できる話ではあるが、
②に関しては面会室というシステムならではの話。

①に関しては、服役後男の方の正体が明らかになり、
彼の子を身ごもったまま映画終了。
②に関しては、持ち前のダメ男っぷりをギリギリまで
発揮するわけだが…。
③に関しては、
加害者を通じて息子のフランスでの生活を知ることになるが…。
とまぁ、3組が一堂に会する場面がいちおうのクライマックスとなるが、
実にモヤモヤしてるというか、
後日談の気になる作品に仕上がってる作品。

『フライト』を観ても思ったことだが、
欧米の刑務所の、この「面会室」システムは、
なんで日本では採用されないんだろうか。
塀の外との縁が『フライト』のハーリン(ジョン・グッドマン)みたいに
さらなるダークサイドへの導き手になることもあるけど、
塀の中での情報交換が再犯に繋がるリスクがあるんだから
外との交わりを絶つことにそう意味が無いわけだし、
むしろ今作の中でも言っているように、
外界との繋がりを常に意識させることが、
再び悪の道に堕ちないようにする歯止めになるという話は、
日本の刑務所関係者だって認めてるんだからさぁ
(出典:3/4だか3/5だかの北海道新聞夕刊)。

もっとも、日本の刑務所やら少年院やらは、
真面目に更生させるシステムを最初から持ち合わせてないからねぇ。
刑法も100年以上真面目にいじってない国だし、
そういうことを考えさせてくれる作品ではある。

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