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映画 『フライト』(☆☆☆)

日本でも危険運転致死傷罪の話題が出るたびに
飲酒運転の問題も取り沙汰されるが、
今作は車の飲酒運転ではなく、飛行機の飲酒運転の話。
腕は一流だが人格は三流のウィトカー(デンゼル・ワシントン)は、
二日酔い(フライト直前も呑んでた)の上に、
水平飛行に入ってからさらに呑む。
事故後の行動から見ても、明らかなアルコール依存症
(しかも自覚症状なし)である。
しかし、並のパイロットでは素面でもできないような危機回避飛行を
彼はその完全に酔っ払った状態で行ったのである 。
ゆえに彼は英雄視され、
会社側もあらゆる手を使って(汚い手段も含む)彼を守ろうとする。
彼も必死で酒を断とうと試みるが、
結局は誘惑に負けてしまう。
そして、彼の潔白(いや、真っ黒なんだけどね)を立証する
公聴会を迎えるのだが…。

ワシも酒呑みです。
でも、彼の「オレは酒が好きだから飲んでいるんだ」
というセリフには疑問を感じずにはいられません。
前後不覚になるまで呑んだり
(若かりし日のワシも、そんなことがあった気がしますが…)、
オレンジジュースにウォッカ混ぜてごまかすように飲んだりする、
そんな飲み方をするのは、
ただ酒に呑まれたいから呑んでいるとしか、
今のワシには思えないのである(偉そうなことを…)。

今作は事故がメインではなく、
あくまでも彼の悔恨がテーマである。
悪い言い方をすると、運転免許更新講習で見させられる
「飲酒運転はダメよ」ビデオと同類である。
しかし、単にそれだけではなく、
いかにもキリスト教国らしい、
神の思し召し的な話を織り込んでいるわけで…。

ただ、技術と人格のせめぎ合いみたいな部分が
希薄だったのがザンネンだったかな。
その辺の葛藤を、ワシは一番観たかったんだが、
酒好きとしては全部アル中のせいにされちゃうのは、
どうもスッキリしないわけだで…。

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