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映画 『モンスター』(☆☆☆☆)

やってること自体は『ヘルタースケルター』(未見だが…)と似ているが、
ああいうケバケバしい浮世離れした世界観ではないところが
(まぁ、アレはアレでショウビズ界的にはリアルなのだろうが…)、生々しくてグッド。
原作は『永遠の0』で一躍有名になった百田尚樹。
ややもすれば男性目線になりがちな今作を、
女性(大九明子)が監督をやることでいい具合に修正され、
男と女の話として絶妙なバランスとえげつなさを醸し出している。

作中に「顔がそんなんなんだから、せめて性格ぐらい良くなさい」
みたいなセリフが出てくるが 、
顔の良し悪しが環境を作る面があり、
環境が人格作る一面がある以上、
むしろそう娘に言っている親の方が早くから気を使っておくべきで、
高校に上がってから言うようなことではないと思うんだが…。

もう一つ、少し前に出た本『女装する女』や、
ボーヴォワールの「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」
という言葉を思い出しました。
美醜に関わらず、女性らしさを表現するためには、
涙ぐましい努力が必要ということですな。
もっとも、美容整形で容姿は美しくできても、
歪んでしまった性格というものは簡単に矯正できないようで…。
邦画としては、かなり深みを表現できている佳作。

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