映画 『グランド・マスター』(☆)
「美しすぎる」と形容されるモノやコトが世にあふれる昨今。
今作は言うなれば「美しすぎるカンフー映画」。
しかし、あまりにも様式美にこだわりすぎたせいなのか、
カンフー映画が本来持っている小気味良さが失せた、
非常に眠い映画になってしまった。
また、各流派間の絡みも希薄で、
八極拳が今作の中でどういう意味を持ってるのか、
結局最後までわからずじまい。
ひたすら映像の美しさで押し切ろうという風にしか見えず、
非常に残念な出来になってしまった。
コレを観るぐらいなら、反日色で、脚色が強くとも
ドニー・イェン版の『葉問 イップ・マン』シリーズの方が、
断然カンフー映画らしい出来で、気持ち良い。
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