映画 『インポッシブル』(☆☆☆☆)
2004年のスマトラ地震実際の被災者の体験談が
ベースになっている映画。
正直、これが上映できるようになるんなら、
『唐山大地震』も上映して欲しいわけだが…。
内容的には、実話としてはやや出来過ぎの感もある話だが、
日本ではあまりこういう話をセンセーショナルに扱わないというか、
いいことも悪いこともあまり表に出したがらない民族みたいだからねぇ。
『絆』がどうたらとか、テレビがやたら流してた時期もあるけど、
今作の示す『絆』のありようは、
出来過ぎだが非常にわかりやすくはある。
こういうわかりやすさが、日本映画にはどうも足りないというか、
以前にも書いたが「わかるヤツにだけわかってもらえばいい」
的なありようでモノを作ってもダメだと思うんだよ。
『遺体 ~明日への十日間~』は、
そういう意味ではエンタテインメント
(こういう括り自体不謹慎なのかも知れないが)としては
わかりにくいし、第一ドラマチックじゃない。
ラストに出てくるチューリッヒ保険のチャーター機などを見ても、
「あざとい」という評価のし方はできるかもしれないが、
むしろそういうたくましさが今の日本には必要なんじゃないだろうか。
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