映画 『ビトレイヤー』(☆☆)
『リンカーン』の時に、
「政治家なら、身命を賭けても通したい法案の一つや二つ
あって当たり前」的なことを書いたが、
現代においては政治家が利権の代表者であることも
少なくないわけである。
そうなると、その通したい法案が、その利権の代表者よって利用され、
また政治家の活動資金の源泉ともなるわけで、
そうなると政治家は黄金の鎖に縛られて自由を奪われることにもなる。
橋下徹例を見るまでもなく、
政治家たるもの発言には責任が発生するわけで、
要するに彼ら政治家はがんじがらめなのである。
閑話休題、
今作では銃を常時携帯していないがゆえに危険にさらされている
警察官の安全を守るという政策と、
それによって銃器売買の高額取引を実現させようとする
企業の思惑が結びついて、
警察部内を巻き込む騒動が起こってしまう。
それに巻き込まれたのが、かつて追う者と追われる者だった
警官と強盗犯というわけ。
警官は同僚を喪い、強盗犯は息子を喪い、
共通の敵を打倒するべく、
(少なくとも警官としては)心ならずも共闘するわけだが…。
ものすごいサプライズがある作品ではないし、
ラストの余韻もイマイチで、特に印象の残らない凡作。
こういうのこそ、DVDスルーでいいんじゃないかねぇ。
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