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映画 『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』(☆☆☆☆)

キアヌ・リーヴスが製作に携わっている、
映画業界のデジタル化に関するドキュメンタリー。
撮影機材から記憶媒体、果ては興行方法から保存に至るまで、
ワシ的には非常に興味深い事ばかり。
例えばワシもカメラ(といってもスチルカメラだけだが)を
多少はやるが、
確かにたて続けに何十枚も連続して撮れるのは、
特にワシのような下手くそにはありがたい話ではあるが、
反面そういう撮り方をしてるうちは上手くならないんじゃ…、
とも思ったりします。
フィルム一巻き(24枚なり36枚なり)にどれだけ魂を込めるか、
みたいなところもあると、ワシも思ったりします。

ただ、ラストで身も蓋もなくなるような
「デジタルにしろアナログにしろ、結局は表現のための手段に過ぎない」
という言葉が出てきます。
いや、まさにその通りで、作中にも
「こんな安価に映画を作る方法があることを知らなかったら、
私は脚本家一本で行くしかなかっただろう」
という人も出てきます。
文才が無くても、絵を描く才能が無くても、
カメラと演者を揃えられるコミュニケーション能力があれば、
ある意味簡単に映画を撮れる時代になったとも言えます。
ここ半年で100本以上映画を観たから言うわけではありませんが、
フィルム映画しか無かった時代から玉石混淆だったわけです。
絶対数が増えれば玉が増える(石はもっと増えるだろうが)のが、
自然の理です。
あとは、興行方法でどれだけ玉も石もカバーするかの問題ですが、
設備更新のうまく行ってない小劇場がいくつも廃館してるのが実情です。
今は、画面の大きさにこだわらなければ
(プロジェクターでけっこう大きくして観てる人もいるだろうが)
家でカンタンに映画が観られる時代ではあります。
しかし、ワシなんかは逆にあまりにも多すぎて選べないから、
逆に期間限定の映画館で観れる時に観てるわけであります。
映画館だからこそできることもあると思います。
フィルムだからできることもあると思います。
すべては道具であり、手段に過ぎないわけですから、
どうせなら選んだ道具に必然性を持たせてもらいたいと
思うわけであります。
無駄なCG、無駄な3D、美しいだけの映像、
そういうのは必要ないと思います。

クリエイティブに携わる人は、必見の作品と思います。

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