映画 『プッシャー』(☆☆)
『プッシャー』3部作の第1弾なわけだが、
『1』(今作)と次作の間に8年のブランクがあるのは、
現地デンマークでも認められるのに時間がかかった証拠だろう。
内容が内容なので、全体的に画面が暗い。
しかし、主人公やその取り巻きが半グレ
(正確には麻薬のバイニン)ということもあって、妙に明るい。
しかし、半グレのせいか主人公のフランク
(キム・ボドゥニア)は無計画というかちゃらんぽらんで、
そのせいで自らどんどん窮地にはまり込んで行く。
こっからどう逆転するのか楽しみで最後まで観るものの、
最後にまたまた裏切られて、
フランクもワシもやるせない気持ちになって終了。
次回作で、せめてフランクがどうなったかぐらいは触れて欲しいが、
密接な続編というわけではないようなので、その辺も期待薄か。
だったら、キチンとケリをつけて欲しかったと思うわけだが、
もしかするとその辺がなかなか認められなかった本当の理由なのでは、
と勘ぐってしまうわけで…。
描写がリアルらしいのだが、
肝心の内容がそれに追いついてないのがザンネンな作品。
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