映画 『ザ・ディープ』(☆☆☆)
1984年に実際にあった海難事故
(ざっくり言うと漁船の転覆)を基に作られた映画で、
ラストなどに当時の映像も少し流れる。
しかし、本筋は事故そのものの顛末ではなく、
唯一の生き残りであるグッリ
(オーラヴル・ダリ・オラフリン)の後日談がメイン。
極寒の海で6時間以上泳ぎ続けた「奇跡」を、
学者は血眼になって研究し、
マスコミはマスコミで「奇跡」を連日報道する。
当然グッリは好奇の目にさらされるわけだが、
彼自身はただ一人帰ってきたことに
罪の意識すら感じているように描かれている
(まぁ、気持ちはわかるけどねぇ)。
ただ、その後半部分の作りもやや浅く、
全体的に物足りない作品になってしまっているところがザンネン。
特に後半部分をもっと掘り下げて欲しかったかなぁ。
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