映画 『李小龍〈ブルース・リー〉 マイブラザー』(☆☆☆)
ブルース・リーの実の兄弟たちの記憶に基づく、
ブルースの回顧録的な作品ではあるが、
当然ブルースが単身渡米するまでの記憶しかないので、
自然とブルースの幼年期~青春時代の話になってくる。
まぁ、それ自体問題ないし、
逆にブルースがなぜあれほどアメリカでストイックになったか
という理由の一端を垣間見ることができる。
また、たいそうな芸能人一家で、
大家族で、そして家族仲や友人関係も非常に良好だったという、
ある意味非常に恵まれた環境の中にいたこともわかり、
ブルースの見方が少し変わるかもしれない作品ではある。
ただ、当然記憶に基づく内容なので、
ある程度の脚色や美化はあるものと覚悟して観る必要はある。
特にバトルシーンは、もしかすると全て映画用
(つまりエンタメ仕様)のエピソードなのではないかと思われるが、
ラストは確かにそれなりにぐっとくるものがある、
ブルースの人となりをうかがわせるエピソードに仕上がっている。
若かりし日のブルースと、それを育んだ香港の雰囲気を味わう、
という意味では、エンタテインメント映画としても、
まあまあうまくまとめて来ている映画だとは思う。
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