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映画 『ダイアナ』(☆☆☆)

監督さんが「これはラブストーリー」と言ってるように、
ある意味ではこれも王道ラブストーリー。
しかも、昔から悲劇になることで有名な
「身分違いの恋」ってヤツだ。

ダイアナ(ナオミ・ワッツ)が、
チャールズ皇太子や息子たちと別居して3年。
あるきっかけから、パキスタン人の心臓外科医
ハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)と出会い、
彼と恋に落ち、そして新たなる翼を得る。
1年後、正式に離婚したダイアナは、
生来の奔放さもあいまって、
積極的に人道活動を行いだす。
それは、彼女の地位と知名度を考えれば、
非常に効果的であったことだろう。
しかし、その名声に寄りかかるほどに、
私生活であるハスナットとの恋に良くない影響を及ぼす。
仕事。宗教。性格。過去。家族。
恋愛のひとつの到達点とも言える結婚を成就させるには、
あまりにも障害が多過ぎたのだ。

珍しくラブストーリーを毛嫌いせずに観られたのは、
この話が実話をベースにしているからであろう。
また、ワシは男なので、ハスナット視点で観てしまってたわけだが、
彼女も作中で認めてる通り相当めんどくさい女性であり、
ハスナットも恋に落ちながら
「この恋は成就しない」ことを覚悟していたように見えた。
それでもダイアナは、ハスナットを追い求めた。
エジプト人大富豪を当て馬にしてでも…
(ワシにはそう描いてるように見えた)。
しかし、少なくともワシは、そういう駆け引きみたいなのは、
むしろ誠意を損ねる行為であるように見えるのだが、
どうだろうか
(ワシは恋愛偏差値相当低いけどね)。
ましてや、彼女は王室の烙印を押されてしまった女性である
(彼女の好むと好まざるに関わらず)。
そんな彼女が、その名声を一方で利用しながら、
人並みの恋をしたいというのは、
いくら贔屓目に見ても虫のいい話のように思えるわけで…。
そもそも、彼女が破滅的な部分を持ち合わせていた、
ということだと思うんだけどねぇ。

以下は、作品とあまり関係ない話だが、
翻って、我が国の皇太子妃である。
彼女は、おそらく一般の家庭人として見れば、
良き妻であり、良き家庭人であると思う。
それは、皇太子も同じであると思うが、
彼らにとって最大の不幸は、
やはりダイアナと同じく皇室の烙印を押された点にあると言えるだろう。
かつ、さらに問題なのは、
日本の皇太子妃はダイアナのように精神的な強さがあるわけでもなく、
かと言って精神的支柱があるようにも見えない。
あえて言うなら、
家族という共同体に寄りかかっているように見えるわけである。
雑誌などに「皇太子一家はその地位を返上すべき」
などと書かれるのも宜なるかなと思うし、
実際今後皇室の一員としてその任に堪えるとは、
ワシ的には正直思えないわけである。
まぁ、ワシは天皇家は別にあってもなくても…、
と思ってる人間なので、
好きにすればぁ、というのが結論なんだが…。

作品としてどう楽しむかで、
面白さも変わってくる、という意味では、
かみごたえのある作品ではあると思う。

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