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映画 『オーガストウォーズ』(☆☆☆)

エンドロール直前の
「教え育ててくれた女たちに捧ぐ」という言葉が、
今作のメッセージである、
息子のために戦場を駆け回るお母さんの物語。
とはいえ、どうにもこのお母さん尻軽女で、
ダンナがいるのに(軍人で、しかも途中で死ぬけど)
銀行マンといい仲になって
息子との約束すっぽかすような、
とても褒められた人柄ではないわけで…。
いざ息子が戦場のど真ん中で一人ぼっちになったらなったで、
もう他には目もくれず…、というこのバランス感覚の無さ。
しかも、戦場にいるからって特になにがしかの才能に目覚めるでもなく、
ひたすら兵隊さんやら地元の方の世話になりっぱなし。
息子と一緒になってからは、
さすがに肝っ玉のあるところも見せるけど、
基本夢見がちの息子ともども
ポンコツ親子なわけであります。

予告編なんかで盛んに出てたロボットなんかも、
基本的には夢見がちな息子の妄想の産物。
それをもって映像美とか言われてもねぇ…、
とも思うのだが、ロシア軍全面協力の戦闘シーンは、
さすがに半端ない火薬量で押してくる。
また、戦場のリアルがなかなか見事に表現されており、
むしろ戦争ものとして観れば及第点の出来
(さすがに『プライベート・ライアン』などとは比ぶべくもないが…)。

ラスト近く、母親の
「(ジープは)盗んだわよ。それでいいんでしょ。
息子が血を出して倒れてるの。
あなた(敵軍兵)のお母さんだって、
あなたがこうなったらきっと同じことするわよ」
というセリフが、今作のクライマックスだろうね。
世界中のみんなが、そういう想像力を働かせれば、
そうそう人殺しなんかしないし、
できないと思うんだけどねぇ。
しかし、その思いも行き過ぎると、
「母親をもっと楽にしてやりたい」
という思いに変わって、
逆に戦争の火種になる可能性もあるといえばあるので、
あまり感情に訴えすぎるのも諸刃の剣なのかもしれないねぇ。
まぁ、母は偉大だ、
という思いは洋の東西を問わないわけで、
それを表現するにはやや大げさな作品ではあるが、
それゆえにわかりやすくもある。
まあまあ楽しめる映画、
という点でもアリっちゃあアリな映画。

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