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映画 『樹海のふたり』(☆☆☆)

実際の話がベースになっているとはいえ、
あまりその話をおおっぴらにできないのは、
作品の性質上致し方ないところだろう。
とはいえ、いくら説得して助ける、
というエクスキューズをつけているとはいえ、
結局のところ自殺願望者までネタにしようという、
マスコミ様のありようには、
正直呆れ果ててしまうわけで、
「だから『マスゴミ』なんて揶揄されるんだ」
などと言いたくもなるわけですが…。

閑話休題。
作品に関しては、やや盛り込み過ぎた感は否めない。
たとえ事実だったとしても、
二人のディレクターが揃いも揃って
精神を病んでる家族を抱えてたなんて、
正直出来過ぎだと思うし、
阿部(堤下敦)の父親(中村敦夫、作中では認知症)
のエピソードにさほど重要性を感じなかったし、
思い切って竹下(板倉俊之)中心で脚本を構築した方が、
作品としては筋が通って深みが出たように思われるのだが…。
そういう意味では、今作における竹下の苦境なんかも、
非常に薄っぺらく書かれていて、
家族のことにしろ、樹海でのことにしろ、
あまり懊悩がないんだよね。
その分余計に視点がぶれてしまって見えてるのが、
すごく損してる作品だと思う。
題材が面白かっただけに、惜しい作品である。

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