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映画 『オーバードライヴ』(☆☆☆)

州によっては大麻を認めてるアメリカでも、
コカインなどの麻薬に関しては当然裏取引。
それだけに、麻薬取締局(DEA)と麻薬カルテルは、
壮絶なイタチごっこを繰り返している。
当然、カルテル側の手口は年々巧妙化し、
運び屋にシロートを使うことも少なくないようである。
よって、今作に描かれるような、
荷物を受け取っただけで捕まってしまうという、
一見理不尽な法の網をかけ、司法取引で芋づる式に検挙しないと、
カルテルを壊滅できないような状況なのである
(ちなみに、今作の原題「SNITCH」は、「密告する」という意味)。
懲役10年をちらつかされたら、大概のヤツは司法取引に応じるんだろうが、
この息子はちょっと違う。
自分が友達にはめられて刑務所にぶち込まれようっていう時に、
「オレはそういう卑怯なテは使いたくない」と言って、
取引に応じなかった
(友達思いというか、お人よしというか…)。
ただ、息子のその様子を見た父親(ドウェイン・ジョンソン)が、
意気に感じ、方々手を尽くして、
自分がDEAの捜査に協力する代わりに息子の減刑を申し出たのだ。

そこからは、緊張感のある展開が続く。
従業員の中から麻薬取引歴のある男を捜し出し、
その男を仲介に麻薬カルテルに近づく。
首尾よく取引を成功させ、その現場をDEAに押さえさせたが、
DEAも欲に目がくらんだのか
(検察官が選挙活動をしていたので、
おそらく点数稼ぎをしたかったのだろう)、
カルテル本体に接触するよう、父親に命じたのである。
しかし、そのカルテル本体との取引の途中、
ついに父親の正体がカルテルにばれてしまい…。

あのロック様が、フツーにいい父親役やってるというのが好印象。
ハルク・ホーガンみたいなイロモノ俳優
(あるいはプロレスラーの副業としての俳優業)ではなく、
この世界で本気で食って行こうという感じがうかがえる。
ただ、そうなるとこの役をドウェイン・ジョンソンがやる必然性が無く、
悪い言い方をすればただの低予算映画と言えなくもないわけで、
まぁその辺のバランスが難しいんだけどねぇ。

作品としてそんなに悪い作品ではない。
家族がテーマと言うだけでなく、
絆の強さと脆さを考えさせる内容でもあると思う
(その辺、もっと掘り下げても良かったっぽいけどね)。
『コンプライアンス』といい、
アメリカの実話は、ホントにえげつないと思うし、
そういうのをあざとく脚本化する輩の多いこと…。

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