映画 『ゼロ・グラビティ』(☆☆☆☆)
ワシの中では、3D映画は今やアトラクションの一種。
だから、今作のような疑似体験的な作品は、
3D鑑賞ってことになるわけだが…。
宇宙体験、しかも船外活動ってなると、
かなり選ばれた人じゃないとできないから、
それだけでもアリっちゃあアリな上に、
ちゃんとエンタメしてるのがいい。
ライアン博士(サンドラ・ブロック)の
心情の変化もうまく表現されてるし、
クライマックスは観てるワシも力が入ったもの。
実際、軌道上にはあのテのデブリが
無数に飛んでると言われてるし、
重力以外にもいろんな力が働いてる(太陽風とか)。
だから、コワルスキー(ジョージ・クルーニー)
みたいに「流される」こともあるわけで、
国産アニメで描かれてるような、
単純な世界ではないんだよね、実際。
そういうところも、さすがアメリカさんは、
研究データを積み重ねた上で作ってるわけだから、
多分高水準のリアリティだと思うんだよね。
あと、狭小空間が3Dと意外と相性がいい気がする。
たぶん、奥行とかも出しやすいからだと思うね。
宇宙船以外だと、旧型の潜水艦モノなんて、もしかしたら3D向きかも
(既存作なら『Uボート』とか、邦画なら『ローレライ』とか)。
そういう新発見もあった、
アトラクションとしては完成度の高い作品。
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