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映画 『武器人間』(☆☆)

低予算映画にありがちの、
ブレブレのハンディカメラで撮って出しだが、
最近はハンディカメラを
持ち込んでる理由も要求されているようで、
その辺もリアリティを高める要因になっているようである。
しかし、結局記録を持ち出す方法のところで
ボロが出ちゃうってパターンが大半。
今作も、第二次世界大戦末期という舞台設定もあり、
8ミリカメラで撮っているという設定。
途中まではそれでもうまく繋いでいたのだが、
最後の最後にフィルムであることが仇となり、
「どう見ても全部のフィルム回収してないだろう、コレ」
って感じになってしまったのがいかにも残念。
その辺のアイデア勝負に持ち込むのが、
低予算映画の本分だと思うんだけどねぇ。

ストーリー的には、
あの「フランケンシュタイン」の生みの親である
フランケンシュタイン博士の孫と思われる、
ヴィクター・フランケンシュタイン博士が、
ナチスドイツの、
いや自分の野望の成就のため、というべきか、
ために人間と兵器を接合するという、
トンデモ科学ものではあるが、
その技術を実はソ連も狙っていて、
密命を受けた士官が博士を拉致しようとするって話。
そっち目線で言えば、
『キング・コング』や『エイリアン』のような、
凶暴なヤツを生け捕りにしようとして返り討ちに遭う、
的なニュアンスに見えなくもない。
ただ、そもそも全体的に見せ方が雑で、
それなりにリアリティのある設定も
ほとんど意味を成していないという有様。
アイデア以外に見るべきところのない、
しょーもない作品になってしまった。
これで2013年の映画を締めくくるのは心苦しいが、
まぁ致し方ないか…。

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