映画 『ウォーキング with ダイナソー』(☆☆)
『ゼロ・グラビティ』に続く
アトラクション枠の3D映画。
しかし、BBCの『アース』シリーズは、
カメラでの実写映像だから意味があるのであって、
やりたい放題の3D映像で『アース』的なものを作っても、
結局のところ白々しいだけ。
しかも、そこに『○イオンキング』的な
ストーリーを乗せたところで、
それこそ本家に叶うわけもないわけで…。
つまり、エンタテインメントとしての価値は、
そう大きく認められないわけである。
しかしません恐竜研究の最新成果を発表する、
という意味においては、
それなり以上に意味がある。
研究を続けるためには、
当然ながら費用を捻出しなければならないわけだが、
興行収入によりそのうちのいくらかでも
研究費用に補填できれば、
さらなる研究成果も上がってくるというものである。
支える価値が認められれば、
カネが集まってくるのは当然の理である。
こういう視座は、日本の研究者も当然持つべきであり、
また興行主もそういう門戸をもっと広く開けるべきだと思う。
『永遠の0』の中でもチラッと出てきたが、
精神力だけで飛行機が飛ぶのなら、
我々人間はとうの昔に空を飛べていたはずである。
その程度の想像力も持ち合わせていない日本人では、
世界と伍して行くなど夢のまた夢であろう。
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