映画 『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(☆☆☆)
まぁ、ずいぶん手の込んだ2時間ドラマだこって。
しかも、伊武雅刀さんが出てきた時点で、
黒幕がピンと来る超親切設計。
でも、あのエンディングを持ってくるんなら、
この話の本当のスタートは、
石神(西島秀俊)の記憶が切れたその時から、
だと思うんだけどねぇ。
日本、韓国の両方から動向を注目されてる、
とは言っても、
日韓間で特に取り合いをするでもなく、
ただただ石神が逃げてるだけの作品。
しかも、エンディングでオ・ジヌ(=石神)が
女性記者(キム・ヒョジン)に接触してきた理由も
わからないままだし
(多分約束を果たすためなんだろうけど)、
そこに至る経緯も全く語られずじまい。
そもそも、記憶が切れた後、
石神(というよりオ・ジヌ)はどうなったのか。
石神の妻(真木よう子)は彼をどうしたのか。
むしろ、そっちの方が話になると思うわけで、
本編はもう至って平凡(手は込んでいるが)な
アクションサスペンス作品。
日韓合作のわりには、物足りない出来。
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