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「新・中央競馬予想戦記」2014年第2開催を振り返って

①2/22、2/23、2/24の結果
 2/22の結果
  4勝(初音S、ヒヤシンスS、こぶし賞、和布刈特別) 5敗
   回収率 203.3%

 2/23の結果
  7勝(セントポーリア賞、木津川特別、橿原S、洛陽S、小倉城特別、小倉大賞典
     紫川特別)
  3敗
   回収率 103.0%

 2/24の結果
  2勝(雲雀S、共同通信杯) 1分(大島特別)
   回収率 113.3%
   年間回収率 83.3%
   通算回収率 74.4%

②今開催を振り返って
 (1)ヒヤシンスSの4ケタ配当ゲットで、以下のカテゴリーが好成績
  ・3歳戦(15戦通算 101.0%)
  ・OP戦(8戦通算 100.4%)
  ・D短距離およびD全体(D短:9戦通算 305.9% D全体:17戦通算 214.4%)
  ・東京コース(25戦通算 134.2%)
 (2)根岸Sの4ケタ配当ゲットで、以下のカテゴリーが好成績
  ・GⅢおよび重賞全体(GⅢ:8戦通算 165.8% 重賞全体:10戦通算 134.7%)
  ・D短距離およびD全体
  ・東京コース
 (3)上記以外では、小倉コースが好成績(18戦通算 106.5%)
 (4)500万下がよろしくなかった(16戦通算 36.7%)
 (5)京都コースもさほど伸びず…(25戦通算 53.3%)

③今開催の総括
 開催回収率は、98.1%と盛り返しては来ていますが、
 OP以上の回収の多くが以下の枠連によるものである。
  ・根岸S(GⅢ) 2着のみ的中(2500円)
  ・シルクロードS(GⅢ) 1,2着とも的中(380円)
  ・きさらぎ賞(GⅢ) 1,2着とも的中(150円)
  ・ヒヤシンスS(OP) 1、2着とも外れ(2080円)
  ・洛陽S(OP) 1着のみ的中(330円)
  ・小倉大賞典(GⅢ) 1着のみ的中(630円)
  ・共同通信杯(GⅢ) 1,2着とも的中(650円)
 特筆すべきはヒヤシンスSで、予想は完全に外れなのに、
 今開催2位の高配当ゲットという、棚ぼたな結果。
 相変わらずの予想精度の低さなわけで、
 こういう数字を観る限り、次開催も慎重に事を運ばねばならないと、
 憂慮せずにはいられないわけでありますが…。

④3/1、3/2の買い方
 中山:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 阪神:条件戦=単勝 OP以上=枠連
 小倉:条件戦=複勝 OP以上=枠連

映画 『ドラッグ・ウォー 毒戦』(☆☆☆☆)

勝手に開催中の『日中韓潜入捜査官祭』の中国編。
他2作が『孫子』で言うところの「死間」(命を賭けて情報を持ちかえるスパイ)
が主人公であるのに対し、
今作では「内間」(相手の関係者や構成員を抱きこむ)が主人公。
死刑を免れるために警察に情報を売る男が主人公なわけだが、
麻薬の工場を運営するほどの実力者だけに、
単なる忠犬に留まらないしたたかな立ち回りも見せるわけだが…。

一方、彼を抱き込む刑事の方も、
自ら潜入捜査や囮捜査の先兵となる行動派。
それだけに、主人公を単純に信用するわけではなく、
警察権力を存分に動員し大規模な作戦を行えるかなりの切れモノ。
この二人を中心とした駆け引きが秀逸で、
最後まで目が離せない展開が続く。
アクションシーンがやや控えめだったのが残念と言えば残念ではあるが、
最終的に悪が勝ってしまう『新たなる世界』や、
警察もヤクザもかなりアレな『土竜の唄』とは違い、
いちおう事件がちゃんと解決するので爽快感はある。

映画 『東京難民』(☆☆☆☆)

事前情報ほとんどなし(予告編すら未見)で観に行った映画は
久しぶりですが、タイトル通りの真面目な作品。
日本社会が内包しながら多くの人々が見て見ぬフリしてきている
諸問題を鋭く描き出した作品で、ある意味テレビではやれない
(反アベノミクスである以前に、まず数字にならないであろう題材)、
つまり映画ならではの作品ということができるだろう。

母が病死、父はフィリピン人とトンズラ。
そんな中、福岡生まれで東京の大学に通うオサム(中村蒼)は、
日本の大学生にありがちなちゃらんぽらんな生活を送っていた。
しかし、父親からの送金が途絶え、
授業料を滞納して大学は除籍
(中退ですらなく、最初からいないことにされる)、
住んでいたマンスリーマンションからも即日退去を命じられ、
身一つでコンクリートジャングル東京に投げ出されるわけだが…。

聖書に『人はパンとワインのみに生きるにあらず』
(作中では『パンのみ』と省略)という言葉がある。
一般には、
もっと大事なものがある的な用法で用いられるこの言葉であるが、
裏を返せばこの二つをことさら持ち出さねばならないほど、
『パンとワイン』、つまり食うことは生きることと
切り離せないことを示していると言えるだろう。
また、『管子』には『衣食足りて礼節を知る』
(作中未出、正確にはもう少し長い)という言葉がある。
オサムが部屋から叩き出された直後、
そのマンションの1階に干されていたジーンズを盗むシーンが出てくる。
何も知らない学生(だった)オサムも、
住むところを失い生活の深刻な危機を迎えれば、
普段は考えもしないような悪事も簡単に行ってしまえるのである。

この国では、1度脱線すると元のレールに戻るのは簡単ではない。
新卒一括採用。
年功序列賃金体系。
辞めさせにくい会社の人事体系。
これらが、良くも悪くも戦後の『家族的企業文化』を生み出してきた。
会社に所属する人間は家族同然。
しかし、そうでないものに対する扱いは厳しく、
バブル以前ならともかく現状において
「再雇用」という言葉も空手形に過ぎない。
さらには、「射幸心を煽ってはならない」と言いながら、

宝くじを含む全てのギャンブルは国家が独占して運営している
(パチンコやパチスロとて例外ではない)。
結果、風俗業に身をやつすぐらいしか格差突破の道は
残されていないのだが、
作中でも述べられているように、彼らこそ元祖ブラック企業たる
「ヤクザのフロント企業」である。

今や、住所よりも携帯電話の方が大事な世の中である。
それでも、住所が無ければ警察に疑われるし(コレは作中にも出てくる)、
両方維持するとなると資金面でけっこうな苦労を強いられるわけである。
『無縁社会』とは言っても、生きるためにカネという媒介は不可欠である。
つまり、文明人は『黄金の鎖』というしがらみ
(絆という字のそもそもの意味でもある)でがんじがらめにされている。
一方で、カネの力で自分の居場所を作り、
カネの力でそれを無理やり維持している者もいる。
それこそ、「カネの切れ目が縁の切れ目」である(この話も作中に出てくる)。
カネ以外の絆を作らないと、
老後と言わず学生時代から無縁社会に突入する危険を
孕んでいるのである。

とりあえず実家住まいのワシは、
家族を大事にすることから始めようと思った。

映画 『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(☆☆☆☆)

いろんな意味で正常進化した、続編の王道。
ただ、テーマかテーマだけに、
大人と子供の狭間とか、
そもそも大人になるということとか、
大人になりきれないヤツ(大きな子どもともいう)とか、
ヒーローに頼るんじゃなく、
本当は見て見ぬ振りをしない勇気が大事とか、
しっかりした作品になってる
(やや教条的とも言えるが)。
でもって、ちゃんとエンタメしてて、
『パシフィック・リム』とまた違う意味で、
良い味出しまくっとります。
そして、やっぱり「ヒット・ガール」
(クロエ・グレース・モレッツ)が超キュートで超クール。
彼女と「キック・アス」(アーロン・テイラー=ジョンソン)のデコボココンビが、
今シリーズの見所だからねぇ。
変わる勇気も必要かもしれないけど、
信念を曲げないのもまた勇気が必要だってこと。
ナイスな大人のおとぎ話である。

映画 『劇場版 仮面ティーチャー』(☆☆☆)

テレビ版を観てることがある程度前提になってる点が気に入らないが
(いちおうダイジェストはついてる)、
テレビ局主導の映画だし、
二部作にしたらしたで「あざとい」って言うのが関の山なので、
その点は多めに見てあげましょう。

原作を読んでいないのでノリがイマイチ掴めないのですが、
思ったよりマジメに作ってあって
(原作に忠実、という意味ではなく教育論的に)、
少々お堅い印象を受けました。
コンセプト自体が、現実社会的に言うと
「戸塚ヨットスクール」がアリな世界で、
あえて教育の理想論をぶって行こう、
っていう感じのようなので、
真面目にやろうと思えばいくらでも真面目になるんだろうけど、
それにしては演者が全体的に幼い印象を受けてしまう。
まぁ、『GTO』の藤沢とおるさんの原作だから、
実際こういうノリなのかもしれないが、
正直あまり説得力を感じないわけで…。
そういう意味では、
制作側と演者側がチグハグになってるようにも思われる。

ただ、現実の教育問題と照らし合わせると、
どんどん教師側に手を上げさせない方向に行っていることは、
揺るぎない事実であり、
そうさせているのは
ある意味教育そのものを放棄してしまった親の側にあるとも言えるわけで…。
そんな、親たちが手をつけられなくなってしまったクソガキの、
最後の受け入れ先が例えば「戸塚ヨットスクール」
だったりするわけです。
今作のコンセプトは、現代日本教育に対する、
有力な対案と言えるだろう
(作者がそこまで考えてるかどうかはともかくとして)。
しかし、ではイマドキの教師が手を上げる権限を与えられたとして、
果たしてどれほどの効果が上げられるものか…。
数の上で圧倒的に劣る上に、
どっちかといえば頭でっかちでやってきたイマドキの教師たちでは、
力で生徒を抑え込むのはまず無理だろう
(だからこその『仮面』なのかもしれないが)。
学校が教育の中で果たす役割というのは、
実はさほど大きくはない。
田舎の学校でもない限り、
教師ひとりで何十人もの生徒を見なければならないのだから、
そもそも全体に目を行き渡らせるだけでも、
そう簡単なことではないのである。
であるがゆえに、本来は家庭での教育が、
もっと重視されるべきなのではあるが、
親たちもまた稼ぐために忙殺されており、
「勉強は塾で教えてもらって、学校は躾担当。ただし暴力禁止」
という状況にしてしまっているのが現実であろう。
結局は、日本社会そのものを変革させないと、
この状況は改まっていかないのだろうが、
それこそ日々の生活に忙殺されてる日本人には、
社会そのものの変革なんて思いもよらないだろうね。

原作のノリのわからんワシは、
こういうクソ真面目な解釈しかできないわけだが、
教育もまた受け手の解釈に委ねられてる部分が少なくない、
ということも教えてくれる、
わしにとってはそういう真面目な作品でした。

映画 『スティーラーズ』(☆☆)

邦題よりも、原題の『PAWN SHOP CHRONICLES』(直訳すると『質屋年代記』)
の方が、明らかにしっくり来る構成。
質草が紡ぐ別々の物語が最終的に結びつく、
みたいなコンセプトなんだろうが、
無理矢理感があり、しかも展開が唐突なわりに緩慢で、
最後まで話がとっちらかったまんま。
冒頭の展開がゆるすぎて、ちょっとウトウトしてたら、
中盤からマジでついていけなくなった。
結局あの女たちは、なんであんなしょーもない奴に絶対服従してるのか、
最後までさっぱりわからずじまいだし
(ウトウトしてたワシが悪いのかもしれないが)。
たぶん、何も考えないのが正解な映画なんだろうが、
それにしてもしょーもない作品だった、
という印象しか残らなかった。

映画 『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』(☆☆)

観終った感想は、
「よくこの企画通ったなぁ」です。
映画化するぐらいだから、
もう少しちゃんと演出してるのかと思ったら、
作品中半分ぐらい当時の映像そのまんまっていうね…。
そのぐらいカネかかってないからこそ、
この企画が通ったとしか、正直思えないほど、
特にドラマ部分がうっすい出来。

ワシの場合、NEXTに移る前まで
この番組はリアルタイムで観ていたので、
懐かしい気持ちでプレイ画面を観てました。
そういう意味では、1986年のドラマの方は、
正直余計だったわけで…。
まぁ、あれがあってこその映画化というか、
映画という体裁を保つための
ドラマシーンだとは思うんですが、
プレイ画面だけで十分お腹いっぱいになってしまったので、
あの程度のうっすいドラマ見せられてもねぇ…。
むしろ、スタッフロールで昔のスタッフの名前とか、
ゲーム業界の有名人数名の名前を見つける方が、
なんぼか楽しかったというか…
(ひねくれた楽しみ方してるなぁ、ワシ)。
まぁ、有野課長にもう一回
『マイティボンジャック』クリアして」って頼んでも、
「うん」とは言ってくれなさそうだし…。

最大限評価して、DVDレベルの☆2つ。
興味のない人には、当然勧められたものではない。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-24

東京09R 大島特別(4上1000万下 D短 2点)
  ◎ ⑩バーディーイーグル
  ○ ②サウンドトゥルー
  ▲ ⑭レッドルーファス

東京10R 雲雀S(4上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑥アミカブルナンバー
  ○ ⑫ロードガルーダ
  ▲ ④デンファレ
  △ ⑨ミナレット

東京11R 共同通信杯(3歳GⅢ 芝中)
  ◎ ⑦イスラボニータ
  ○ ⑪ピオネロ
  ▲ ②ベルキャニオン
  △ ⑤サトノアラジン
 本命は、唯一の重賞勝馬である⑦で決まり。
 その分斤量が増えていようとも、競走間隔が空いていようとも、
 東京コースで3戦負けなしという好相性であっさり乗り越えそうな気配である。
 対抗以下は混戦模様も、
 前走のOPや重賞で好走した3頭をピックアップ。
 東京での500万下を勝ち上がった⑪を対抗、
 間隔は空いたがOPで2着の実績を持つ②を3番手、
 芝1800mでの持ち時計が⑦に次ぐ⑤までを争覇圏内と読む。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-23

東京09R セントポーリア賞(3歳500万下 芝中 1点)
  ◎ ④クラリティシチー
  ○ ⑤ダイワリベラル
  ▲ ⑧キミノナハセンター

東京10R アメジストS(4上1600万下 芝中 2点)
  ◎ ⑩ロッカデバルティ
  ○ ⑫トーセンアルニカ
  ▲ ④リヤンドファミユ
  △ ⑧ツルミプラチナム

東京11R フェブラリーS(4上GⅠ D短)
  ◎ ⑪ペルシャザール
  ○ ⑮ホッコータルマエ
  ▲ ④ワンダーアキュート
 数値的には、⑮や④の方が上なのだが、
 ⑮は中央競馬では微妙に力不足の感があり、実績から対抗に推すが、
 本命視はせず。
 ④は、安定感は確かに買えるが、年齢的に勝ち切るところまではないだろうと見て、
 3番手止まり。
 結果的に、JCダートを勝った⑪が本命に。
 ダート転向後に勝ったダートレースの多くが、このレースに結び付くレースで、
 確かに休み明けが気になるところではあるが、
 鞍上も怖いし勝負強さは買えるのではと見ている。

東京12R 金蹄S(4上1600万下 D中 ①点)
  ◎ ⑦リキサンステルス
  ○ ③ヴォーグトルネード
  ▲ ⑪ギャザーロージズ
  △ ⑨アメリカンウィナー

京都09R 木津川特別(4上1000万下 芝短 2点)
  ◎ ⑥カロッサル
  ○ ①ハーキュリーズ
  ▲ ⑤ショウナンラムジ

京都10R 橿原S(4上1600万下 D短 1点)
  ◎ ⑦アメージングタクト
  ○ ②カフェシュプリーム
  ▲ ④ハーロンベイ

京都11R 洛陽S(4上OP 芝短)
  ◎ ⑤ノーブルジュエリー 安定感買って
  ○ ⑦セイルラージ     京都実績高い
  ▲ ⑨シャイニープリンス 前走内容評価

小倉10R 小倉城特別(4上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑫ベルニーニ
  ○ ⑨ルミナスレッド
  ▲ ⑪マイネルスパーブ

小倉11R 小倉大賞典(4上GⅢ 芝中)
  ◎ ②カルドブレッサ
  ○ ④ラストインパクト
  ▲ ⑥プレイズアトレイル
 数値的には3頭同点なのだが、
 過去の傾向から言って、勝てる条件に当てはまる斤量が②しかいなかったので、
 必然的に本命。
 残りの2頭は斤量的には同程度なので、単純に実績順で。

小倉12R 紫川特別(4上1000万下 芝短 3点)
  ◎ ⑥ニコールバローズ
  ○ ⑩トキノゲンジ
  ▲ ①アブマーシュ

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-22

2/15の結果
 1勝(大牟田特別) 5敗
  回収率 13.3%

2/16の結果
 2勝(門司S、帆柱山特別) 1分(飛鳥S) 3敗
  回収率 54.4%

2/17、2/18の結果
 3勝(早春S、調布特別、銀蹄S) 3敗
  回収率 44.6%
  年間回収率 73.1%
  通算回収率 74.2%

相変わらずの「小さく勝って大きく負ける」の繰り返し。
かすりもしてないレースが少なくないのも痛いね。
今週は、いよいよGⅠも開催。ココで浮上のきっかけを掴みたいところだが…。
2/22、2/23、2/24の買い方は以下の通り。
 東京:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 京都:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 小倉:条件戦=複勝 OP以上=枠連

東京09R 初音S(4上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑥レッドセシリア
  ○ ④ジーニマジック
  ▲ ②チャーチクワイア
  △ ⑦ウイングドウィール

東京10R ヒヤシンスS(3歳OP D短)
  ◎ ⑨レッドアルヴィス
  ○ ⑫アースコネクター
  ▲ ⑧リーゼントロック

東京11R ダイヤモンドS(4上GⅢ 芝長)
  ◎ ①フェイムゲーム
  ○ ⑥アドマイヤバラード
  ▲ ⑦ラブラドライト
 数値的には⑥や⑦の方がやや上位の評価なのだが、
 ココは重賞実績のある①を抜擢。
 距離経験に問題はあるが、血統的には充分こなせそうなので、その辺りに期待したい。
 1000万下を勝ち上がったばかりだが、⑦より斤量的には評価されている⑥を対抗視。
 前走、着順的には惜しい内容だった⑦の軽ハンデも無視できない。

京都09R こぶし賞(3歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑬ダイシンサンダー
  ○ ①ウォーターフレアー
  ▲ ⑦コウエイタケル

京都10R 稲荷特別(4上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ③スズカアンペール
  ○ ⑧ポセイドンバローズ
  ▲ ⑥カレンバッドボーイ

京都11R 斑鳩S(4上1600万下 芝短 1点)
  ◎ ⑪ダイナミックガイ
  ○ ④アドマイヤドバイ
  ▲ ⑦マイネボヌール
  △ ⑥ハングリージャック

小倉10R あすなろ賞(3歳500万下 芝中 1点)
  ◎ ゲットアテープ
  ○ ①アドマイヤデウス
  ▲ ④シャンパーニュ
  △ ③キタサンキンボシ

小倉11R 和布刈特別(4上1000万下 D中 ①点)
  ◎ ⑤ポイントブランク
  ○ ⑪サナシオン
  ▲ ①ランドマーキュリー
  △ ⑩トウカイアストロ

小倉12R 合馬特別(4上500万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑨ブライトチェリー
  ○ ⑭マックスストレイン
  ▲ ④ユキノラムセス
  △ ③チェネレントラ

映画 『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』(☆☆☆)

勝手に「日中韓潜入捜査官祭」実施中のユウマです。
ちなみにラインナップは以下の通り。
(韓)『新しき世界』(鑑賞済、☆☆☆☆)
(日)『土竜の唄』(今作)
(中)(『ドラッグ・ウォー 毒戦』
(中というか香港、札幌では2/22より公開)

でまぁ、今作なわけですが、
以上のラインナップで予告編だけなら
間違いなくダントツの不真面目ぶりだし、
マンガ原作だし、脚本クドカンだしで、
あまり期待はしてなかったんですが…。
「思ったより」マジメに作ってたので、
なんか安心しちゃいました。
特に、潜入するまでが特に面白かったです
(『新しき世界』で超あっさり味だったせいもあるが…)。
ただ、結局『新しき世界』と同じく、
「兄弟仁義」の話になってしまうので、
後半は逆にもっと軽いタッチの方を期待してしまい、
逆に期待外れになってしまいました
(いっそ、「クレイジーパピヨン、日浦匡也は改造人間である」
みたいなナレーションでよかったかな、あのシーンは)。
キャラが濃いのは、マンガ原作なので仕方ないとして、
やはりギャグがビミョーにずれてるというか、
賛否の分かれるところではあろう。
「潜入捜査官祭」の中では、
差別化されているので、まぁ切り口としてはアリではある。

映画 『エージェント:ライアン』(☆☆)

『007』的な新しいスパイフィクションシリーズの
幕開けを予感させる作品ではあるが、
そうであるがゆえに、
よく言えば安心感のある、
悪く言えば先が読めてしまう、
そんな作品に仕上がってしまった。
正直、どメジャーだから外し、っていう選択肢も、
天邪鬼のワシにはあったかな…、っていう作品。

映画 『大統領の執事の涙』(☆☆☆☆)

これは、特別だけど特別じゃない、家族の物語。
そして、アメリカの黒人たちの現代史
(当然、全てではないが)。
『ヘルプ』にしろ『42』にしろ、
彼ら黒人の現代史を堂々と語れるようになったというのが、
ある意味オバマ政権最大の功績と言えるかもしれない。
今作ラストでも主人公のセシル
(フォレスト・ウィテカー)が、
「この国は歴史の暗部に目を背け続けてきた」
と語っているように、
今作では民主主義の盟主たるアメリカの政権中枢で、
当たり前に行われてきた黒人差別の話が出てきたり、
ワシも名前ぐらいしか知らなかったKKK団の
活動なども描かれており、
確かにダイジェスト的な構成ではあるが、
公民権運動からオバマ政権誕生までの
黒人たちの歴史が見事に描かれている。

そして、そこに大統領の執事として働く父と、
そういう父に対して反抗し公民権運動に身を投じる
息子との相克という、
アメリカ映画お得意の「家族の映画」という構図を
持ち込んでいる。
確かに、お互いの立場は特別なものかもしれないが、
息子にとって超克の対象である父であったり、
いがみ合っていても息子の無事を祈らずにいられない
父親という構図は、
特別なものではなく普遍的なものであろう。
そういう意味では多面的な構成を持った作品であり、
つまり多面的な楽しみ方のできる作品であると言えるだろう。

ワシ的には、やはり歴史的価値の方に重きを置いてしまうが、
ファミリームービーとしても高く評価できる作品であろう。
特に、父親としてのセシルの背中には、
切なさがにじみ出ていて、いい味出しているのである。

映画 『さよなら、アドルフ』(☆☆)

ひとりの人間が死んで、立場が逆転してしまう悲哀を、子ども視点で描く作品。
とはいえ、長女のローレ(サスキア・ローゼンダール)は、
しっかりとナチの教育を受けてしまっているため、
けっこう染まってしまっている。
そのため、旅の途中で出会うユダヤ人(実際にはなりすまし)に対して、
距離を取るというよりも嫌悪感を持って接してしまう。
しかし、移動が制限された当時の状況で、しかも持ち合わせも乏しい状況。
行動力(盗みを働いたりも含む)があり、ユダヤ人(になりすましている)彼は、
ぜいたくな生活に慣れた彼女たちの旅を支える上で
重要な役割を果たすようになるわけだが…。

ナチス幹部とはいえ、ナチスが実際に行ってきた行為の全貌を
教えられているわけではあるまい。
それでも、ユダヤ人は悪いとか、ゲルマン民族こそ選ばれた民族だとか、
そういう教育の形でナチスの政策の一端に触れてきたことは、
ローレの言動を見ればわかる。
しかし、その現実を知らされた時の反応が当初いまいち薄く
(その辺りがリアルと言えばリアルなのだが…)、
無事祖母の家に着いてからの外界とのギャップが、
ああいうラストを導き出すのだろうが…。
いちばんの問題は、ユダヤ人(になりすましていた)青年の正体が
全く分からないまま話が進み、そして終わっていこと。
そもそも、彼はなぜローレたちを追いかけていた(としか思えないわけだが…)のか。
そして、突然助け船を出し、さらに突然「もうオレに頼るな」と言って去ってしまう。
彼は一体何者だったのか…。
ただ、おそらくローレにとっては、彼が何者なのかはどうでもよかったのだろう。
旅を続けて行くうちに、異民族ではなく、
男と女(少なくともローレはそう思っていたと思う)
であり続けたいと思えるようになったのだろう。
彼の方が結果としてそれを拒んだわけであるが、
その理由についても言及されていない。
とにかく、モヤモヤ感がハンパない作品で、
その上「結局何が言いたかったのだろう?」ということになってしまう、
なんともウ~ンな作品。

映画 『もうひとりの息子』(☆☆☆☆)

内容がだだカブリなので、当然『そして父になる』と比較して観てしまうわけですが、
ありとあらゆる面で『そして~』の上を行く出来。
これを観てしまうと、『そして~』なんて☆2コでも、何だったら1コでもいいぐらい。
まず、取り違いに至るシチュエーションの必然性が違い過ぎる。
きょうび、日本で取り違いが起きるなんて、
ホント医者がヘラヘラして「いや~、申し訳ございません」では
済まされないぐらいのレアケース。
また、両方の父親がとるリアクションも、フクヤマ(もはや役名すら思い出せない)とは違い、
「今いる子供が本当の子ども」と言って譲らない。
むしろ今作の場合、社会の方が圧倒的に偏狭で、
特にユダヤ教は血統まで問う宗教(まぁ、選民思想が色濃い宗教だからねぇ…)のため、
取り違えられたパレスチナ人のヨセフ(ジュール・シュトリク)は、
そのためにユダヤ人にもパレスチナ人にもなれないという苦悩を味わうことになる。

一方で、両家の父と父、母と母、息子と息子の交流が、
この作品をだんだんといい雰囲気にして行く。
最終的に別離を迎える『そして~』よりも練り上げられたエンディングを迎える今作は、
ややあっさり味のエンディングではあるが、
ある意味では家族同士の愛にあふれた決意を匂わせる。
こういう感じで、異民族間の融和が果たせれば、
世界も少しは平和になるんだろうけどねぇ…。

今作の世界にとって、取り違いは、国家を巻き込むような重大事である。
それに対して、『そして~』の中では、
フクヤマがひとりで大騒ぎしているようにしか思えない。
そういう作品をスピルバーグが評価したとか、
いったい何をどう評価したんだろうかねぇ…。
まだどっちも観てない、と言う人には、当然こっちをお勧めする。

映画 『新しき世界』(☆☆☆☆)

『アウトレイジ』的なノリを感じさせつつも、
昔ながらの「兄弟仁義」という芯が通ってるせいか、
いい感じに見応えのある作品に仕上がっている。
警察側の実行隊長であるカン課長(チェ・ミンシク)は、
『三国志』バリに「二虎競食の計」狙った末に、
ヤクザの組長を傀儡化しようとしたが、
明らかに策を弄し過ぎ。
あの結末も、言ってみれば「自業自得」だろう。
タイトルの真意が最後にわかるが、
結局のところヤクザも警察も似たようなもの
(その辺の話の流れは『ポチの告白』にも通じる)。

残念なのは、潜入捜査させられるジャソン(イ・ジョンジェ)と、
カン課長や兄弟となるチョン・チョン(ファン・ジョンミン)との
関係性が最後にチラッと紹介されるだけだということ。
なぜ、ジャソンはカンに
8年間も黙って従い続けなければならなかったのか。
なぜ、ジャソンとチョン・チョンは、
あれほど信頼し合うまでの中になり得たのか。
結末まである程度一直線に観せるという意味では、
この編集でもいいのかもしれないが、
明らかに説明不足で、
しかも物語そのものがやや軽薄になってしまった感もある。
もう少し登場人物を絞り込んで、
人物描写を掘り下げればより良かったかも。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-17 & 2014-02-18

2/17東京09R 春菜賞(3歳500万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑨イントロダクション
  ○ ①イマスグキスミー
  ▲ ④ヤマノフェアリー

2/17東京10R 早春S(4上1600万下 芝長 1点)
  ◎ ⑥クイーンオリーブ
  ○ ①クリールカイザー
  ▲ ⑨コスモユッカ
  △ ⑬シャドウバンガード

2/17東京11R 東京新聞杯(4上GⅢ 芝短)
  ◎ ②サトノギャラント
  ○ ⑤レイカーラ
  ▲ ⑪エキストラエンド
  △ ⑫クレラント
 少々メンバーは変わったが、本命は東京実績がダントツの②。
 休み明けと重馬場への対応に不安は残るが、
 安定感もある馬なので、無様な競馬はしてこないだろう。
 対抗には、これも休み明けだがいちおうOPを勝ち上がってきた⑤。
 重馬場での連対実績があるので、仕上がり次第では逆転の要素もあると見る。
 3番手は、東京コースでは勝ち負け極端だが前走重賞を勝って勢いのある⑪。
 安定感の無い分は、鞍上に期待したい。あとは、初の重馬場がどう出るかだろう。
 あとは、得意のマイル戦に戻って改めて期待の⑫までを
 争覇圏内と見て押さえておく。

2/18東京09R 調布特別(4上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ②マイネルストラーノ
  ○ ⑨アロヒラニ
  ▲ ⑧エインセル

2/18東京10R 銀蹄S(4上1600万下 D短 1点)
  ◎ ⑥サクラレグナム
  ○ ⑫キタサンイナズマ
  ▲ ④タールタン

2/18東京11R クイーンC(3歳GⅢ 芝短)
  ◎ ⑥フォーエバーモア
  ○ ⑭ニシノアカツキ
  ▲ ⑫デルフィーノ
 本命は、休み明けでも実績上位の⑥。
 東京実績もあるので、状態万全ならあっさりまである。
 対抗は数値上は⑫なのだが、
 この時期にあるとOP以上の経験があった方がいい感じなので、
 フェアリーS2着の実績がある⑭を対抗視。
 鞍上との相性も良さそうなのが心強い。
 ⑫は、東京実績を評価して3番手に押さえておく。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-16

京都09R 大津特別(4上1000万下 D中 1点)
  ◎ ③サンライズスマート
  ○ ①チャンピオンブルー
  ▲ ⑬ラフィングインメイ

京都10R 飛鳥S(4上1600万下 芝中 2点)
  ◎ ④バッドボーイ
  ○ ⑦マーティンボロ
  ▲ ⑩ミルドリーム

京都11R 京都記念(4上GⅡ 芝中)
  ◎ ⑩トーセンラー
  ○ ③ジェンティルドンナ
  ▲ ⑤ラキシス
 本命は、去年のこのレースの覇者⑩。
 京都コースとの相性は実証済みだし、斤量も問題ないとは思うが、
 渋い馬場への対応力が不安要素ではある。
 対抗は、去年の宝塚記念では⑩に先着している③。
 実績面でも⑩を凌駕し、重馬場でも2着の実績があるので、
 逆転の要素も充分にあるが、乗り替わりがどう出るか。
 3番手は、去年のエリザベス女王杯2着馬の⑤。
 この馬も重馬場で2着の実績があるが、それも含めて目立った実績が
 エリザベス女王杯しかないことが不安要素。
 ただ、距離実績は高いので、地の利が無いわけではない。

小倉10R 背振山特別(4上500万下 芝中 1点)
  ◎ ③デンコウリキ
  ○ ②マイネルアルティマ
  ▲ ④ダイナミックウオー

小倉11R 門司S(4上1600万下 D中 ①点)
  ◎ ⑥カチューシャ
  ○ ⑬キングヒーロー
  ▲ ⑦サンビスタ
  △ ③イースターパレード

小倉12R 帆柱山特別(4上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑪スピークソフトリー
  ○ ⑭カシノランナウェイ
  ▲ ⑩エイシンキンチェム

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-15

2/8の結果
 1勝(早鞆特別) 5敗
  回収率 12.0%

2/9の結果
 4勝(河原町S、山城S、壇之浦特別、日田特別) 1分(きさらぎ賞) 1敗

2/10の結果
 3敗
  回収率(※) 94.6%
  年間回収率 78.4%
  通算回収率 74.3%
   (※:2/9、2/10の合算による回収率)

重馬場修正もしていない土曜日の惨敗はともかく、
月曜日のボウズはどうにもなぁ…。
しかも、今週もさっそく土曜の東京競馬の中止が決定してしまい、波乱含み。
4日連続開催が決定したわけですが、
なんとか少しでも回収率の数字を伸ばせればいいのですが…。
2/15~2/18の買い方は以下の通り。
 東京:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 京都:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 小倉:条件戦=複勝 OP以上=枠連

京都09R つばき賞(3歳500万下 芝中 2点)
  ◎ ⑪トップアート
  ○ ⑧レッドルシファー
  ▲ ⑩トウキョウタフガイ

京都10R 琵琶湖特別(4上1000万下 芝長 1点)
  ◎ ⑥プランスペスカ
  ○ ⑤ヴァーティカルサン
  ▲ ②ジャイアントリープ

京都11R アルデバランS(4上OP D中)
  ◎ ⑦タイムズアロー   重実績も買って
  ○ ②ナイスミーチュー  実績断然
  ▲ ③クリノヒマラヤオー 連勝機

小倉10R くすのき賞(3歳500万下 D中 1点)
  ◎ ⑪クーゲル
  ○ ①マコトグロズヌイ
  ▲ ⑫スズカシルバー

小倉11R 大宰府特別(4上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ①プレノタート
  ○ ⑬サンレガーロ
  ▲ ⑨ディオジェーヌ

小倉12R 大牟田特別(4上500万下 芝短 1点)
  ◎ ⑯ブライトチェリー
  ○ ⑥バクシンテイオー
  ▲ ⑬テイエムコウノトリ

映画 『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』(☆☆)

3部作の2作目。
1作目の内容、ほとんど忘れてますが、
中盤戦ということで案の定中だるみ気味。
今回、シッダールタ(cv吉岡秀隆)がついに
「悟り」を開きますが、
その中身は同時代の孔子が言うところの
「五十にして天命を知る」みたいな話です。
自分の役割を全うするために人は生きる。
そうすることで、全ての命がつながりあうのだ。
そして、それを説くことが、仏陀となった自分の天命である。
しかし、前日に『スノーピアサー』で
似たような話を観せられたばかりなので、
終始退屈というかモヤモヤしっぱなしの今作では、
やはりインパクトで負けてしまっている。

『3』では、弟子を取り、
仏教が成立する話になってくるのだろうが、
本国インドで花開くことのなかった宗教だからねぇ。
おそらく、その辺のホントのところ的な話はしないだろうけど、
バラモン教(ヒンズー教のベースとなった宗教)との兼ね合いぐらいは出てくるだろう。
むしろ、ワシはそういう話の方が興味があるので、
多分『3』は観に行くと思うけど、
興味のない人間にはやはりクソつまんない映画であることに
変わりはないだろうねぇ…。

映画 『ラッシュ/プライドと友情』(☆☆☆☆☆)

こんな絵に描いたように対照的なライバルが、
実在したっていうことも驚きであるが、
特にニキ・ラウダ(ダニエル・ブリューエル)の
奇跡の復活劇は、
話には聞いていたがポイントを争う
ジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)との
関係の中で苦しみながらも早期復帰に向けて自らを奮い立たせる様は、
F3時代から続く二人のただならぬライバル関係を示すものの一つだろう
(当時からことさらにフレームアップされていたこともあるだろうが)。
互いに認め合いながら全力で叩き潰そうとする。
感性で走る天才肌で正々堂々たる戦いを好むハントと、
理詰めで相手を追い込んで行くラウダ。
しかし、互いに勝ちたいという気持ちは同じ。
コース内外での激しいしのぎ合いが、
物語を熱い展開へと導く。

映像にも非常にこだわりを見せており、
今では当たり前の車載カメラだけでなく、
映画だからこそ撮れる映像を盛り込みながら、
臨場感あふれるレースシーンは必見だろう。

やや甘い評価ではあるが、
ラウダ復活で涙腺が開きかけたので、
今年初の☆5つ行っておきましょう。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-10

出馬表は土曜日のものと同じですが、重馬場修正を加えているので、
土曜日のものとは若干予想が変わっております。

東京09R 立春賞(4上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑨ベステゲシェンク
  ○ ④シャドウウィザード
  ▲ ⑧アールデュラン
  △ ⑦ウィケットキーパー

東京10R ゆりかもめ賞(3歳500万下 芝長 1点)
  ◎ ⑧ナスノアオバ
  ○ ⑬ダノンアンビシャス
  ▲ ⑯ラハイナルナ
  △ ④ラングレー

東京11R 白嶺S(4上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ④アンアヴェンジド
  ○ ⑥パワースポット
  ▲ ⑮ミヤジマッキー

映画 『スノーピアサー』(☆☆☆☆)

幸せになる手っ取り早い方法は、現状に満足することである。
しかし、それは進歩の否定であり、
また階級や格差の固定化を肯定することでもある。
一方で、歴史上起きた多くの革命
(いわゆる「アラブの春」も含む)の多くが、
結局のところ多くの人民を幸せにしてこなかったことも事実である。
今作の示す世界観は、極端で限定的ではあるが、
社会が危うい均衡の上にあり、
かけがえのない我々個人の努力によって
なんとか円滑に回っていることを示している。
階級にはそれなりの必然性があり、
その均衡が崩れた時が社会そのものの破綻をも意味することがあると、
今作は提示している。
ただ、今作の世界(スノーピアサーという列車)の中では、
そのことに関するコンセンサスが不十分で、
しかも裏取引的なガス抜きによって無理やり均衡を保っている面があるので、
下層社会の蜂起だけが社会を破綻させた原因とは必ずしも言えない。
つまり、支配者は支配者で、適正な対価なり、
度量を示してやらなければ、
土台である下層社会が脆くなり、
それが崩壊して社会全体が破綻するという危機感を、
下層社会とともに共有する必要があるということである。

韓国映画としては非常にスケールの大きい映画で、
ハリウッド映画と十分対抗できる力を秘めた出来栄え。
やや展開が緩慢ではあるが、
今作だけ見ると他はともかく映画では
確実に日本は韓国に負けていると思われるほどの作品。

映画 『KILLERS/キラーズ』(☆☆)

殺しを趣味とする、ネジのぶっ飛んだシスコン(北村一輝)と、
悪魔にも小市民にもなりきれない記者(オカ・アンタラ)のお話。
シスコンは、姉に対して相当ゆがんだ愛情を持っている一方、
弱いヤツに強いタイプであり、
自分の持つ苛烈さを他人にも要求する変人。
一方の記者は、躊躇なく人を殺せるシスコンに憧れを持ち、
自ら社会の悪を糾弾しようと殺しに手を染めるが、
一方で小市民的な家族の幸せを取り戻そうとしており、
その狭間でもがいている。

以上の二人の視点を中心に物語は進んで行くが、
我々小市民的には記者の方を中心に今作を観て行くのが正解であり、
その方が感情移入もしやすい。
記者のように、日常の中で殺意を抱くような場面が、
全く無いとは我々も言えないだろう。
もっとも、そこでそれを行動に移してしまったら、
もうまともな社会生活は送れなくなるだろうが…。
とはいえ記者というのは、
そうやって泣き寝入りしている小市民たちに代わって、
悪を糾弾する使命を帯びているわけで、
そういう意味ではこの仕事を選んだ時点で、
小市民的幸せとは縁遠い職業とも言えるわけだが…。

しかし、今作は『冷たい熱帯魚』のように実話がベースであるわけでもなく、
かと言って『ザ・レイド』のように
アクション映画としてのエンタテインメント的見せ場があるわけでもない。
単にグロいだけのバイオレンス映画になってしまっている。

とはいえ、人間の中にも、人間の集まりである社会の中にも、
今作に描かれているような闇の部分は確実に存在する。
それとどう付き合って行くかは、
個々人の考え方次第であるわけだが…。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-09

東京09R 春菜賞(3歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ④イントロダクション
  ○ ⑮ダンスアミーガ
  ▲ ⑯ルミナスパレード

東京10R 早春S(4上1600万下 芝長 2点)
  ◎ ⑤クイーンオリーブ
  ○ ⑥トーセンハルカゼ
  ▲ ⑦クリールカイザー
  △ ⑬シャドウバンガード

東京11R 東京新聞杯(4上GⅢ 芝短)
  ◎ ⑦サトノギャラント
  ○ ③ダノンシャーク
  ▲ ①レイカーラ
 本命は、休み明けでもコース相性絶好の⑦から。
 特に東京芝1600mでは、(4-0-0-0)と負け知らず。
 重馬場実績が無いことが不安要素ではあるが、相性の良さで乗り越えてくれるはず。
 対抗には、斤量増でも相性良好な福永騎手騎乗の③。
 58kgでも、安田記念3着の実績があり、また持ち時計も上位。
 ただし、この馬も重馬場経験が無いことと、休み明けが不安要素。
 3番手には、牝馬限定戦で勝ち上がってきたとはいえ、安定感はある①。
 実績面での不安は残るものの、重馬場では2着の実績があり、
 その利を活かせば逆転の余地も充分あると見る。

京都09R 河原町S(4上1600万下 D短 1点)
  ◎ ⑭デザートオアシス
  ○ ④エーシンビートロン
  ▲ ⑫ヤマノサファイア

京都10R 山城S(4上1600万下 芝短 1点)
  ◎ ⑯トーホウアマポーラ
  ○ ⑮アルマリンピア
  ▲ ⑧ヤマニンプチガトー

京都11R きさらぎ賞(3歳GⅢ 芝中)
  ◎ ①トーセンスターダム
  ○ ④サトノルパン
  ▲ ⑤バンドワゴン
 本命は、休み明けでも2戦2勝でOP勝ちもある①。
 しかも、その2勝とも京都コースであり、しかも重馬場実績もあり。
 さらに鞍上も経験充分で、いきなりでも勝ち負け必至とみる。
 対抗には、未勝利勝ち上がりながら相手なりに走れそうな④。
 1ハロン延長が気になるところではあるが、血統的には充分対応できる距離であり、
 今回もしぶといところを見せてくれるものと期待する。
 3番手には、こちらも2戦2勝の⑤。
 ①同様休み明けではあるが、①との違いは2勝とも阪神コースによるものということ。
 とはいえ、芝1800mでの持ち時計はこちらの方が上であり、
 渋い馬場にも充分対応できれば、逆転の余地も充分である。

小倉10R かささぎ賞(3歳500万下 芝短 1点)
  ◎ ④テイエムチュラッコ
  ○ ⑦[地]ミスタージャック
  ▲ ⑧サクラドラジェ
  △ ②レムミラス

小倉11R 壇之浦特別(4上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑤スズカアンペール
  ○ ⑥コモノドラゴン
  ▲ ①サンライズピーク

小倉12R 日田特別(4上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑫マイネアルナスル
  ○ ②レネットグルーヴ
  ▲ ①ヴィルジニア

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-08

2/1の結果
 3勝(テレビ山梨杯、乙訓特別、北山S) 4敗
  回収率 27.9%

2/2の結果
 3勝(根岸S、春日特別、シルクロードS) 3敗
  回収率 301.0%
  年間回収率 81.5%
  通算回収率 74.3%

先週のAJCCに続いて、今週も枠連だからこそのゲット。
根岸Sに関しては半当り(ノーザンリバーに▲)なので、AJCCよりはマシだが、
それでも予想がちゃんとはまっているわけではないので、
まだまだ気を引き締めて行く必要がある。
あとは、今週から始まる小倉開催がどう出るかだが…。
2/8、2/9の買い方は以下の通り。
 東京:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 京都:条件戦=複勝 OP以上=枠連
 小倉:条件戦=複勝 OP以上=枠連

東京09R 立春賞(4上1000万下 芝中 1点)
  ◎ ⑨ベステゲシェンク
  ○ ④シャドウウィザード
  ▲ ⑦ウィケットキーパー

東京10R ゆりかもめ賞(3歳500万下 芝長 2点)
  ◎ ⑬ダノンアンビシャス
  ○ ⑯ラハイナルナ
  ▲ ④ラングレー
  △ ⑧ナスノアオバ

東京11R 白嶺S(4上1600万下 D短 ①点)
  ◎ ④アンアヴェンジド
  ○ ⑥パワースポット
  ▲ ⑩レーザーバレット
  △ ⑯ヒメサクラ

京都09R 宇治川特別(4上1000万下 芝短 1点)
  ◎ ①エーシンマイェスタ
  ○ ④タガノグーフォ
  ▲ ⑥ヒシガーネット

京都10R エルフィンS(3歳OP 芝短)
  ◎ ⑥リアルヴィーナス
  ○ ⑤マラムデール
  ▲ ⑨チョコレートバイン
  △ ⑩シードオブハピネス

京都11R すばるS(4上OP D短)
  ◎ ④ガンジス       距離実績高い
  ○ ⑪ウォータールルド 連勝機
  ▲ ③ワイドバッハ    京都相性買って

小倉10R 唐戸特別(4上500万下 芝中 ①点)
  ◎ ⑧ベルニーニ
  ○ ⑨エーシンエポナ
  ▲ ③マイネルスパーブ

小倉11R 早鞆特別(4上1000万下 D中 1点)
  ◎ ⑨ポイントブランク
  ○ ④リバータイキ
  ▲ ⑫ベルラピエル

小倉12R 巌流島特別(4上500万下 芝短 2点)
  ◎ ⑤キタサンエピソード
  ○ ⑩ジョーアカリン
  ▲ ⑱アグネスハビット
  △ ②フォーチュンスター

映画 『ある精肉店のはなし』(☆☆☆)

『いのちの食べ方』的な牛の解体シーンが
始まりと終わりにある今作。
しかし、『いのちの食べ方』と違い、
手作業での解体なので、印象としては
かなり前にテレビで観たモンゴルでの羊の解体
(あれはあれで芸術的でさえあるのだが)に近い。

今作の舞台は大阪府貝塚市にある、
江戸末期から続く生産から直販まで一貫してやっていた
(屠畜場の閉鎖により今はできなくなってしまったが)
精肉店である。
牛舎から屠畜場に牛を連れて行き、
家族総出で皮を剥ぎ、腑分けし、枝肉にし、
それを持ち帰り、肉は自分たちで売り、
皮はなめして太鼓に加工し、腸から油をとり、
油かすはお好み焼きなどの具として卸し、
すじ肉も煮こごりにして売る。
レバーなどの話は作中には出てこないが、
これらも自前で売るなり卸すなりしているだろう。
要するに、捨てるところがないわけである。
文明社会の進展により
「生産と消費」が著しく分離した現代において、
稀有な存在であったわけである。

一方で、屠畜を生業とする者は、
江戸の頃なら「穢多」と呼ばれ、
現代に至るまで部落差別の対象とされてきた。
札幌在住のワシにはあまりよくわからん話なのだが、
今でもそれが原因で結婚を反対されることがあるぐらいだから、
まだまだ根深い問題なのであろう。
しかし、肉食文化を受け入れた以上、
彼らの仕事は貴重であり、
こういう仕事を引き受けてくれる彼らに対し
感謝こそすれ差別するなど…、
と部落問題と無縁なワシなんかは思うのだが…。

家畜市場が泉南で立っていた頃は牛の生産を
自前でやる必要はなかった。
しかし、家畜市場の衰退とともに、
家畜を自前で調達する必要に迫られて家畜生産を始める。
ところが今度は加工を行うための屠畜場が閉鎖されてしまったため、
家畜生産から撤退しなければならなくなった。
こういう現場がなくなるのは少々もったいない気もするが、
逆に言えばここまでよくも文明化の流れに逆らってきたと言えるだろう。

我々一般人は、直接屠畜の現場を見ることなく
のうのうと肉を食らっているわけである。
いや、肉ばかりではなく生きとし生けるものの命を食らって、
我々は生きながらえてるのである。
キリスト教徒などのように
大げさに神に感謝する文言を唱えることはないが、
「(命を)いただきます」という気持ちは、
忘れてはいかんと思うね。

映画 『フィルス』(☆☆)

まず、札幌的には公開時期が悪い。
ヤク中が主人公って時点で
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』とだだかぶり。
そうなると、スケールも小さいし、
特段救いも無いしと、ウリになるポイントも見出せない。

しかも、今作の主人公ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)は、
ヤク中のせいで幻覚を見るのか、
妻子に捨てられたせいで幻覚を見るのか、
はたまた弟を殺してしまったせいで幻覚を見るのか、
正直はっきりしないのである。
つまり、彼のバックグラウンドがはっきりせず、
しかもただただ虚勢を張ってるだけで、
マッチポンプで他人を陥れて出世しようという、
しょーもない男でしかない
(根っからの悪人ではないようではあるが)。
救いのないエンディングになってしまうのは、
自業自得と言えるかもしれないが、
人物描写が薄っぺらいせいで
ホントに同情の余地がなくなってしまっているのが、
実にザンネンな作品。

今回は公開時期が悪かったことにして☆2つ。

映画 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(☆☆☆)

こういう作品を観ると日本人はすぐ
「やっぱ株なんてやらない方がいい」とか、
「金持ちだからって幸せになれるわけじゃない」
とか言うんだろうね。
でも、玉石混淆のこの大市場があるからこそ、
立ち回り一つで大金を掴むことだってできるのである。
日本人が「大金を掴む」と言えば、
たいてい1枚300円の紙ぺらのこと。
これが果たして健全と言えるんだろうか。

今作の原作者であり主役でもある
ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)は、
言葉を操る名人である。
だからこそ、今でも公演に呼ばれ、
今作のような作品を残すこともできるのである。
日本人の中にもモノをたくさん売れる人間はいる。
しかし、ジョーダンが売っていたのは、
言っちゃ悪いがクズ同然である。
儲からなかったら詐欺と言われるが、
儲かったら誰も訴えないどころか、
髪と崇め奉る者すらいるだろう。
人間の価値観や正義なんてそんなものである。

しかし、今作は『アメリカン・ハッスル』以上に長く、
しかもさらに下品(R18なのもうなずける内容)。
しかも、「飲む、打つ(やや意味が違うか)、買う」のオンパレードで、
確かにラリってヘロヘロになってる演技は
「さすがディカプリオ」と思わせなくもないが、
こちらも画替わりに乏しい仕上がり。
正直そんな品のない作品たちが
ゴールデングローブ賞やアカデミー賞で
有力候補ともてはやされてるのは、
ちょっとどうかと思ったりもするのだが…。

とはいえ、表も裏もこんなに派手に金を回してる国に対して、
日本は心臓(金を回すシステム)も
造血細胞(金を生み出そうという考えそのもの)も
明らかに負けてしまってるよね。
カネは、とにかくコンクリートにしてしまおう、
って感じだよね、日本って。

ジョーダンはとんだダメ人間である。
しかし、彼自身が言うように、
こんなダメ人間でも「カネさえあればいい人になれる」と言っている。
家賃も滞納して、息子の教育費を前借りしようとする
女性社員の話が出てくるが、
その時彼はそんな彼女に2万5000ドルの小切手をポンと切ってやるのだ
(彼女が前借りしようとした金額は5000ドル)。
金があるからって幸せになれるわけではない。
しかし、カネが無いために人が死ぬことだってあるのだ。
「足るを知る」ことは大事だが、
逆に言えばそれは自分の可能性にフタをする、ということでもある。
無限の可能性を説きながら、現状に満足せよと日本では教えている。
結果日本の若者はどうなったか。

ジョーダン・ベルフォートに比べれば、
ホリエモンや村上ファンドなんてかわいいもんである。
それで大騒ぎして日本そのものの可能性にフタをしたんだから、
日本もたいしたタマである。

映画 『アメリカン・ハッスル』(☆☆☆)

「餅は餅屋」という言葉は日本の言葉だろうが、
実例はどちらかというとアメリカの方が顕著なように思われる
(ワシが知らんだけかもしれんが…)。
あの戦争から一例を引くと、
原野に軍用飛行場を作ろうとする。
日本軍なら軍人だけでやろうとするが、
アメリカはいきなり土木の専門家集団をまとめて雇い上げ、
それなりの位をいきなり与えて突貫工事させる。
どっちが早くて、しかも質が良いかは火を見るよりも明らかであろう。
卑近な例で言えば、株をやったことのない人間が大蔵大臣になり、
しかも株をやっていないことを自慢すらする。
そんなことで、日々大量のカネが飛び交う世界経済界の
(どのぐらい動いてるかについては
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』参照)
重要な位置を占めることができるだろうか。
日本とはそういう国である。

その逆を行くアメリカの実例の一つが今作。
詐欺師を捕まえるために詐欺師を取り込む。
しかし、相手はしょせん詐欺師である。
飼い主に噛みつくぐらいのことは覚悟すべきなんだが、
リッチー(ブラッドリー・クーパー)にしろ、
彼の上司にしろ、大きな獲物に目がくらんで、
手痛いしっぺ返しを食らうことになるわけだが…。

しかし、今作はそれだけにとどまらない。
詐欺師のアーヴィン(クリスチャン・ベイル)の
正妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)と
愛人シドニー(エイミー・アダムス)との関係である。
外じゃ騙す一方のアーヴィンも、
自宅ではロザリンに言いくるめられ
(その才能が後半開花するわけだが…)、
シドニーもシドニーでなまじ目端がきくもんだから、
勝手気ままに動き回る。
でも、なんだかんだで二人とも一応つなぎとめておけるんだから、
アーヴィンも男としてかなりのやりてということ。
この二人の女性の立ち回りも注目のポイントではある。

とはいえ、騙し合いに次ぐ騙し合いで、
逆に画替わりに乏しい作品。
そのくせ結構長い作品で、
途中で緊張が続かなくなってしまう。
しかも、結構下品で言葉遣いもかなりアレ。

「ウソがウソを呼ぶ」を地で行く今作。
とはいえ日本はこういう手が使えるけど使わない、
のではなく、ただただ使えないだけ。
だから今や、アメリカはおろか中韓相手にも手痛くやられる有様。
誠実といえば聞こえはいいが、
日本の場合単に「純朴」なだけだからねぇ…。
国内だけでなく、世界を相手に根回しするぐらいの強かさを持たないと、
「(どうでも)いい国」止まりだと思うんだが、どうだろうか。

映画 『ザ・イースト』(☆☆☆)

人間を動かす契機って、結局欲望というか、エゴだと思うんだよね。
主人公のジェーン(偽名サラ:ブリット・マーリング)は、
会社に対して漠然とした不満があるようにみえる一方、
潜入した「イースト」のやり方にも不満を持っているように思える。
「イースト」にしたところで、
メンバーの個人的恨みを晴らしているだけのようにも見えるし、
メンバー間の結びつきにしても、恨みを晴らすためだけでなくて、
恋愛絡みとも思える間柄もあるし、
ジェーン自身「イースト」のリーダーであるベンジー
(アレキサンダー・スカルスガルド)に惹かれて行くわけだし…。

とはいえ、ジェーン自身の掘り下げ方が浅く、
彼女の行動原理がイマイチわかりにくい。
正直、ただのエゴイストにしか見えないんだよねぇ。
かといって狂言回しっていうわけでもないし、
そういう意味ではあまり入り込めない作品なわけで…。

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-02

東京09R 箱根特別(4上1000万下 芝長 1点)
  ◎ ⑮シャドウパーティー
  ○ ①カムフィー
  ▲ ⑥ピュアソルジャー

東京10R 節分S(4上1600万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑤フルアクセル
  ○ ⑦タガノエンブレム
  ▲ ⑩デウスルウト
  △ ③ショウナンマハ

東京11R 根岸S(4上GⅢ D短)
  ◎ ②アドマイヤロイヤル
  ○ ⑤スノードラゴン
  ▲ ⑨ノーザンリバー
 本命は、東京コースとの相性が良い②。
 過去このレースの勝馬も重賞勝馬からもっとも多く出ており、
 しかも距離相性も良さげなので休み明けでも本命視したい。
 対抗には、安定感はあるが詰めが甘い⑤。
 その詰めの甘さも、前走の勝利で少しでも払拭できていれば、逆転も充分と見る。
 3番手には、前走で⑤に先着して勝った⑨。
 
 乗り替わりや左回り実績の無さなど不安はあるが、
 連勝中と勢いはあるので乗り替わりで左回り克服という考え方もアリか。

京都09R 春日特別(4上1000万下 芝中 ①点)
  ◎ ②ダノンフェニックス
  ○ ⑧アルバタックス
  ▲ ⑨サイモンラムセス

京都10R 松籟S(4上1600万下 芝長 ①点)
  ◎ ③ウエスタンレベッカ
  ○ ⑩マイネルアイザック
  ▲ ⑪ツルミプラチナム

京都11R シルクロードS(4上GⅢ 芝短)
  ◎ ①レディオブオペラ
  ○ ⑩サイレントソニック
  ▲ ②ストレイトガール
 本命は、京都芝1200mで4連勝中、しかもOP勝ちまで果たした①。
 安定感もあり、斤量的にもこれはまだこなせる範囲と見る。
 対抗には、鞍上に武豊が戻って改めて期待の⑩。
 京都実績こそ今ひとつだが、距離相性自体は良いので、鞍上の手腕に期待したい。
 3番手には、数値上はトップの②。
 このレースと相性の悪い重賞2着馬ということで3番手止まりだが、
 距離実績だけなら①よりも高いので、これも5戦して5連対(3-2-0-0)の
 岩田騎手との相性に期待したい。 
 
  

「新・中央競馬予想戦記」 2014-02-01

東京09R テレビ山梨杯(4上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑧レッドセシリア
  ○ ④ロベルクランツ
  ▲ ⑨バシレウス
  △ ⑦ダイワブレイディ

東京10R クロッカスS(3歳OP 芝短)
  ◎ ⑦アスコルティ
  ○ ①ウインスプラッシュ
  ▲ ③ツインクルソード

東京11R 白富士S(4上OP 芝中)
  ◎ ④アロマカフェ     相手なりに走る
  ○ ⑩サムソンズプライド この斤量なら
  ▲ ⑫ワールドエース   状態万全なら

京都08R 牛若丸ジャンプS(4上JOP 障害)
  ◎ ⑨シゲルキョクチョウ 京都相性良好
  ○ ②ハードダダンダン  状態万全なら
  ▲ ⑧アシュヴィン     連勝の勢いで
  △ ⑥エーシンイグアス  持時計評価して

京都09R 梅花賞(3歳500万下 芝長 1点)
  ◎ ⑬ディルガ
  ○ ⑪グッドスピリッツ
  ▲ ④ビバワールド
  △ ⑩ヤマノウィザード

京都10R 乙訓特別(4上1000万下 芝短 ①点)
  ◎ ⑥ルナフォンターナ
  ○ ①メイショウヒデタダ
  ▲ ⑧エイシンキンチェム

京都11R 北山S(4上1600万下 D中 1点)
  ◎ ②ワンダーアシャード
  ○ ③マイネルクロップ
  ▲ ①バンブーリバプール

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