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映画 『KILLERS/キラーズ』(☆☆)

殺しを趣味とする、ネジのぶっ飛んだシスコン(北村一輝)と、
悪魔にも小市民にもなりきれない記者(オカ・アンタラ)のお話。
シスコンは、姉に対して相当ゆがんだ愛情を持っている一方、
弱いヤツに強いタイプであり、
自分の持つ苛烈さを他人にも要求する変人。
一方の記者は、躊躇なく人を殺せるシスコンに憧れを持ち、
自ら社会の悪を糾弾しようと殺しに手を染めるが、
一方で小市民的な家族の幸せを取り戻そうとしており、
その狭間でもがいている。

以上の二人の視点を中心に物語は進んで行くが、
我々小市民的には記者の方を中心に今作を観て行くのが正解であり、
その方が感情移入もしやすい。
記者のように、日常の中で殺意を抱くような場面が、
全く無いとは我々も言えないだろう。
もっとも、そこでそれを行動に移してしまったら、
もうまともな社会生活は送れなくなるだろうが…。
とはいえ記者というのは、
そうやって泣き寝入りしている小市民たちに代わって、
悪を糾弾する使命を帯びているわけで、
そういう意味ではこの仕事を選んだ時点で、
小市民的幸せとは縁遠い職業とも言えるわけだが…。

しかし、今作は『冷たい熱帯魚』のように実話がベースであるわけでもなく、
かと言って『ザ・レイド』のように
アクション映画としてのエンタテインメント的見せ場があるわけでもない。
単にグロいだけのバイオレンス映画になってしまっている。

とはいえ、人間の中にも、人間の集まりである社会の中にも、
今作に描かれているような闇の部分は確実に存在する。
それとどう付き合って行くかは、
個々人の考え方次第であるわけだが…。

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