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映画 『神様のカルテ2』(☆☆☆☆☆)

地域医療がテーマの今作。
と言っても、「医」が仁術なのか算術なのかはともかく、
とりあえず現状は人の手によって行われているのであって、
慢性的な看護師不足ばかりでなく、
地域医療の担い手である医師不足も、深刻な問題である。
医師不足は、ひとまず長時間勤務によって糊塗しているわけだが、
医師にも当然家族がいるわけで、
家族にかかる負担もまた計り知れないものがある。
というのが、今作の一つの軸であり、
それを三つの家族折り重ねて表現しているわけである。

そういう、一見重苦しいテーマを、
泥臭くばかり描かず、じつにしっとりと描いているところに、
今作の良さがある。
事務長が目くじらを立てるあのシーンだって、
フィクションの中ぐらいあんな夢を見させてやりたいと、
スクリーンという窓の外から観ているワシなんかは思うわけで…。

とはいえ、地域医療の未来は決して明るくないし、
限界集落と呼ばれる、
悪い言い方をすれば重箱の隅にまで
医療をあまねく及ぼそうということには、
懐疑的というか「そんなんムリじゃね?」
とワシは思ってるわけです。
それをしろというのは、もはやそんな限界集落に
好き好んで住んでいる人々のエゴであり、
ワガママであるとワシは思っております。
1日ぐらい休んだっていいじゃないの、人間だもの。
それで担当の患者の容態が、その日に限って変わったって、
それをカバーできない病院自体に問題があるのであって、
主治医であるからという理由だけで、
医師個人にその責任を一手に負わせるのは、
患者の家族はともかく、
病院としてどうかと思うわけで…。
高給をもらっているのは、彼らが滅私奉公してるからではあるまい。
第一に、命を預かる高い技術を持っているからではないのか。
そんな、医師とは何であるかという、
根源的なことを思い知らされた良作。
ちょっと甘いが、☆5つ行っておきましょう。

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