映画 『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』(☆☆☆)
非常に評価の難しい映画。
冒頭に投げかけられた主人公(ロバート・レッドフォード)の手紙の内容を、
観客がそれ以降の内容の中でどう咀嚼して行くかが、
ある意味全てと言っても良い。
良く言えば、非常に考えさせる映画。
悪く言えば、観客に丸投げ。
実験的とも言えるし、結局何やねんとも言える。
ただ、この作品最終的に助からないと、
本当に「結局何やねん」になってしまうので、
あの結末は予定調和とはいえ正着。
あの結末を想定し、
最初に投げかけられた追い詰められた主人公の心情を思いつつ、
作品の中で主人公がどういう人物で、
どこから来て、どこへ向かうのかを考えたりするのが、
この映画の正しい鑑賞方法だと思うわけだが、
そういうのをわずらわしいと思う諸兄には、
もうほんとにどうしようもない作品となるに違いないだろう。
ワシはキライではないが、
あまり他人に勧められる映画でもないかな、とは思う。
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