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映画 『プリズナーズ』(☆☆☆☆)

まず、実に含むところの多いタイトルである。
警察の初動捜査ミスなんていうのは、
このテのいわゆる「神隠し」事件では
よく起こりうることである。
その理由にはやはり捜査手法や、
単に他に怪しい人物が浮かび上がってこない、
また数多ある証拠物件
(あるいは逆に全く証拠が残っていないこと)
に囚われた警察の思考が関わっている場合が少なくない。
そんな、迂遠な捜査を見ている当事者としては、
やりきれない気持ちになって、
今作の主人公(ヒュー・ジャックマン)のように、
容疑者を監禁して無理矢理吐かせよう、
と考える者もいるかもしれない。
そして、そうやって物語に引き込まれて行くうちに、
我々観客も先入観を持ってしまい、
そこから抜け出せなくなって、
真犯人から遠ざけられて行く。
つまり、少なくともワシ的には、
非常によく出来たミステリー作品なわけだが、
日本のそれにあるような爽快感は、今作には無い。
そこには、このタイトルに実にふさわしい、
そして皮肉に満ちた結末が待っているのだ。
そういう意味では、非常に腑に落ちる、
そしてずぅんと来る映画と言えるだろう。
ただ、少々長い。

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