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映画 『マイ・リトル・ヒーロー』(☆☆☆)

汚いなさすが大人汚い。
子供が純真で健気な分、余計際立つわ。
そう思えば思うほど、「どうせ最後にひっくり返すんでしょう」
としか思えない展開だし、予告編でほどほどネタバラシしてしまっており、
ラストも「まぁ、良かったね」程度の感想しかないわけだが…。

そういうことよりも、
ある意味で韓国のショウビズ界の恥部を晒しまくってる作品であり、
日本も他人事ではない話が序盤から登場する。
経歴詐称。
人種差別(これは国家プロジェクトだからなのだが…)。
出来レース(あるいはやらせ)。
視聴率絶対主義(これがあるから出来レースが崩れるわけだが…)。
そもそも子役のヨングァン(チ・デハン)が最終候補に残ったのも、
単なる数合わせ以上に才能があり、また境遇に同情の余地があったからであり、
大人たちはそれがわかっていてこの番組を作っているのである。
だからこそ、子供たちが哀れでならないわけで、
そこにステージママや再帰化、子捨てなど、
親のエゴとしか思えない(描写が浅いせいもあるのだが)話まで絡んできて、
もうまともな大人が誰一人いない状況なのである。
なぜ、アニメの主人公は子供が多いのか。
それは、世の中を悪くするのは大人だからではないだろうか。
こんな醜い大人たちが動かしている世界が、
いい世界であろうはずがない、と思うのだ
(だからって、日本みたいに純情可憐なばかりでもいかんと思うんだが…)。

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