映画 『フルスロットル』(☆☆☆☆)
結果的に何も考えないで観るのが正解」って言われるぐらいなら、
今作みたいに何も考えさせないぐらい早い展開でまくし立てるぐらいの方が、
アクション映画のあり方としてはより正解に近いと思う。
そういう意味では、今作は充分及第点の映画と言えるだろう
(だから、☆の数も甘めなわけだが…)。
ポール・ウォーカー最後の主演作ということで話題になってる
(というよりはしている)作品ではあるが、
動きとしては相方のリノ役であるダヴィッド・ベルの方が、
キレのあるアクションを随所に見せていて、
よっぽど可能性を感じさせるものがある。
ジャッキー・チェンが全盛期なら面白いカラミも見られただろうが
(全盛期のジャッキーもパルクール
(特別な道具や物を使うことなく、人工物や自然の障害物をクリアし、
効率的に移動する方法)的なアクションを随所に見せていた)、
今ならトニー・ジャー(『マッハ!』)辺りとそういうカラミを見せてくれると、
ノーCGでも派手なアクション映画撮れそうだね
(ただ、欧米はスタントとかの契約が面倒くさいらしいからねぇ…)。
ラストも一捻りあって、
最後まで飽きさせない仕掛け施しているのも好感が持てる。
アクション映画として小気味良く楽しめる良い作品。
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