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映画 『ローマの教室で ~我らの佳き日々~』(☆☆☆)

ざっくり言うと、イタリア版『金八先生』。
しかし、主人公がひとりというわけではないので、
さまざまなことが同時進行で起こるという意味では、
『金八』よりも時間当たりの濃度はこちらの方が濃いだろう。
しかも、いろんなアプローチを楽しめるので飽きさせない。
とはいえ、さほど物語として盛り上がりがあるわけではないので、
日常っぽい展開をご希望の方向けの映画と言えるだろう。

公私の峻別をしているつもりでも、責任のある立場ゆえ見て見ぬふりできない校長。
生徒と距離を取ってるつもりでも、存在感が漂う教師。
それこそ金八よろしく家庭の事情にまで立ち入るが、
完全に情熱が空回りしてる教師。
教師と生徒の距離の取り方の難しさっていうのは万国共通のようで、
特に男女の関係を疑われるケースがあったりすると、
ドラマ以上にドロドロした話になったりもするだろう。
そういう教育の現場で起こるあれこれを、
元教師であるイタリア人作家の書いたエッセイをもとに映画化しているだけに、
描写もなかなか秀逸なのではあるが、
元がエッセイだけに作りが全体的に地味。
もっとも、教育の現場なんていうのは、
地味な日常の積み重ねなんだろうから、本来はこういうもんなんだろうけど、
それにしても日本の教師の生徒って、
ココまで立ち入らないようにしてる感じが強くするわけで…
(イタリアだって、こういう事例はおそらくレアケースなんだろうけど)。
もっとも、日本じゃあ親御さんの力が強過ぎるし、
今や体罰も封じられて教師の立場自体が危ういって話もあるぐらいだから、
家庭の事情に首突っ込めないっていうのもあるんだろうけど…。

イタリアの教育事情を知る上では有益な作品と言えるのではないだろうか。

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