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映画 『リヴァイアサン』(☆☆☆)

農林水産業は、まさに自然との戦いである。
最近で言えば、小笠原くんだりまで押しかけて宝石サンゴの漁をしている
あの中国人たちである。
確かに、日本人にとって忌むべき存在ではあるが、
この前の台風の時だって出漁していたのは、
そのリスクに見合うだけの利益があるからであり、
ある意味では漁師の鑑と言えるわけである。
今作では、製作者が遠洋底引き網漁船(あまり上品な漁法とは言えないが)に
乗り込んで、
船と乗組員が自然とぶつかり合う最前線の模様を、
アクションカムで撮って出しした、ドキュメンタリー映画である。
アクションカムの登場で、映画撮影はある意味新しいステージを迎えたというか、
よりニッチな現場に飛び込みやすくなったことは確かである。
しかし、少なくとも今作の映像の洗練度で言えば、
まだまだ荒削りであり、手ぶれや被写体ブレガが相当ひどく、
観る人によっては酔ってしまうのではないかと思えるほどである。
しかし、その粗さがまた味というか、
戦場での戦いぶりを如実に示しているともいえるわけで、
その辺をくみ取れるか否かは受け手の度量と言えるだろう。

ただ、漁師に関していえば、
最前線に赴くにあたって最新鋭の装備をさせてもらえているとはとても言えない。
一方で、資源枯渇という根源的な問題もや、
先の例にもみられるように越境漁業の問題も抱えており、
そういう意味でも恵まれた状況にあるとは言えない。
しかし、日本が火をつけた寿司ブームのおかげで、
世界的な需要は高まるばかりである。
こういう形でも、漁業の実情を知ることは大事なことと言えるだろう。

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